この記事にたどり着いたあなたは、そんな思いがあるかもしれません。
ですが、その思いは決して恥ずかしいものではありません。
なぜなら、辛いと感じるのは
- 仕事ができるようになりたい
- みんなの役に立ちたい
という思いがあるからこそ、生まれるものだからです。
むしろ、「仕事ができる自分」に変化する前兆だと僕は思っています。
成長を求めない人は、仕事ができない自分を辛いと感じません。そもそも「仕事ができない」と認識していません。
ただ、あなたは違います。理想と現実のギャップを埋め、さらに成長したいという気持ちがある。
その前向きな気持ちをしっかりと受け止めて、これから大切に育てて欲しいと思います。
そんな今のあなたに必要なのは、「仕事ができない人」の特徴を知り、抜け出すための解決策を実践することです。
先ほど偉そうに言った僕も実は…
上記の特徴に加え…
- 取引先のレンタル機器は壊す(100万相当を3度連続で)
- 会社の共有物は出しっぱなしで帰る(床に広げたまま)
- 「僕じゃないですよ!」とミスを責任転嫁する
何か問題を起こすたび、「仕事ができない自分」という辛い現実から目を背けるように…
仕事で怒られるたび失う自信。「自分には価値がないんじゃないか?」と一人で考え込むこともしばしば…
至福のひとときと言えば、退勤ボタンをポチり、同僚とネオン街へ足を進める道中でした。
まるで「仕事ができない自分が辛い」という気持ちをごまかすように、酒を飲み、ご機嫌もパフォーマンスもMAX。
仕事を覚えるよりも、夜のお姉ちゃんと仲良くなるのを優先するポンコツ仕事人でした。
しかし、ポンコツ仕事人だった僕も
- 10年と10回以上の転職
- 周りに役立てる人間になりたいという思い
によって、今では180°別人に変わりました。
その証拠の一部がこちらです。
また、今の会社の上司からも
と期待してもらえる仕事人として、一つのチームを任されるようになりました。
「仕事ができない自分が辛い」と自信喪失し、ポンコツ仕事人だった頃には考えられない変化が起きました。
ポンコツ仕事人だった僕が、なぜありがたい評価をいただけるようになれたのか?
きっとそこには、「仕事ができない自分が辛い」と悩む人の成長に役に立つヒントがあるかもしれません。
ということで、この記事のテーマは
と題して、「仕事ができない自分が辛い」という状態から抜け出し、「仕事ができる自分」へと変わるための最善の方法についてご紹介したいと思います。
当時、仕事ができなくて辛いと個室トイレに逃げ込む自分をとっ捕まえて、多目的トイレでたっぷり伝えたいエッセンスをギュッと詰め込みました。
すでにここまで記事を読んでくれた成長欲あるあなたなら、きっと今の100倍変われる!僕はそう信じています。
また、もしも次の症状があるなら、ぜひ本記事をお読みください。
この記事をオススメする人
- 仕事ができない自分が辛いと感じる
- もっと周りの役に立てる自分になりたいと思ってる
- 仕事ができるようになって自分に自信を持ちたい

10年間で10職以上の転職経験を持つキャリアアドバイザー。多くの転職経験を通じて、「どんな仕事(内容)をするか」よりも、「どんな働き方(向き合い方)をするのか」かが手にする成果や人生の幸せを決めることに気づく。現在は「仕事辞めたい」と悩む人に向けて、働き方が変わり、市場価値の高い輝く仕事人になるための情報発信をしている。
仕事ができない人とは
「仕事ができない人」とは、一般的に自分に与えられた役割を果たせない人を指します。
たとえば、
- 営業マンなら、契約が取れず会社に利益を与えられない人
- デザイナーなら、相手が求めているデザインを作れない人
- エンジニアなら、プログラミングができない人(過去の僕)
などですね。
他にも
- 作業スピードが遅い
- ケアレスミスが多い
- スケジュール管理ができない
といった、仕事での基本的なことができてない人を指す場合もあります。
仕事ができない人の段階とは?
それが以下の『仕事の8段階』です。
『仕事の8段階』は、経営コンサルタントとして、1000社以上の経営者、1万人以上の現場スタッフ、マネージャー、リーダーたちと関わってきた小田真嘉(おだまさよし)さんが、多くの方に調査して定義したもの。
- 0番目:言われたことすらしない
- 1番目:言われたことを言われた通りにやる
2つの段階が、世間で「仕事ができない人」として認識されます。
この段階が悪いわけじゃありません。僕を含めほとんどの人は、0または1番目からスタートします。
仕事ができない人から抜け出すには、次の2点が重要です。
- 今の自分がどの段階なのかを見極め
- 次にどの段階を目指すのかを決める
そうすることで、「仕事ができない自分から抜け出すぞ!」という気持ちも目覚めやすくなりますからね。
本記事での仕事ができない人の定義
先ほどご紹介した『一般的な定義』と『仕事の8段階』を踏まえ、本記事では「仕事ができない人」を次のように定義しています。
なぜなら、冒頭でお伝えしたように…
自分のプライドを守るために言い訳したり、自分が翌日使いやすいからと片付けしなかったり。まさに自分のことばかり。
そもそも仕事は一人でやるものではなく、チームで協力して進めていくもの。
そのため、自分のことばかり最優先で考えるとチームや組織の流れを悪くする要因になります。
現に以下の3つのサイトで調査された「仕事ができない人の特徴」を見ると…
上位にランクインしてる特徴のほとんどは、チームや組織の流れを悪くするものばかり。
また、過去一緒に働いた方を思いだすと、自分のことばかり考える傾向が強い方は、周りから「仕事ができない人」というレッテルを貼られていたように感じます。
なぜ、売上No.1で最優秀賞受賞した営業マンが「仕事ができない」レッテルを貼られたのか?
そのうちの一人にこんな営業マンがいました。
会社の売り上げNo.1で最優秀賞を二度受賞。なのにパートの方たちに「あいつは仕事ができない」と陰で言われていたのです。
一般的な定義で言えば、会社の利益に貢献し役割を果たしてる、いわゆる「仕事ができる人」にカテゴライズされるはずです。
では、なぜパートの方たちに「仕事ができない人」と言われていたか?
その理由は『自分の売上成績しか考えてなかった』からです。
契約獲得までは良いものの、
- 社内の在庫状況を把握していなかったり
- パートさんへの情報連携がずさんだったり
パートの方たちもフォローが大変。
しかも「俺、すごいやろ!」というドヤ感丸出しの姿勢が、パートさんたちの鼻につき
と言われていたのです。(1番の理由はドヤ感がエグいからだと思いますがw)
ここから学べることは、役割を果たしているかだけでは、「仕事ができる・できない」は測れないということ。
「仕事ができない」というと、ほとんどの人は『実力不足』に焦点いきがちです…
ただ、実力以上に関わる仕事仲間へ、どんな”印象”を与えるかが「仕事ができない」を抜け出すための大きな要素になります。
仕事ができない人の特徴とは
この章では、5つのカテゴリに分け「仕事ができない人」という印象を与える特徴についてご紹介します。
以下のアイコンを押すと、該当カテゴリに移動します。
仕事ができない人の特徴を知ることは、とても重要です。
なぜなら「仕事ができない人」という印象を周りに与えている(思われている)と、その状態から抜け出しにくくなるからです。
これを心理学では、ゴーレム効果。量子力学では、観測者効果と言います。
つまり、『相手にどう見られるかによって、言動や反応が変わる』作用が働くのです。
逆に、「この人は仕事ができる人」という印象を相手に与えていると、実力の有無に限らず、どんどん「仕事ができない状態」から抜け出すことができます。
たとえば、ワンピースの主人公「ルフィ」も、その作用をモロに受けています。
読者の僕たちも
と、ついつい期待して読んでしまう。
その期待感によって、ルフィも『より海賊王にふさわしい行動』をとるようになります。
しかし、仕事ができない人の特徴を発揮していたら、ゴーレム効果や観測者効果が働き、「仕事ができない状態」から抜け出せなくなるし、何より人はプラスよりもマイナスの影響の方を受け取りやすい生き物。
だからこそ、最初に「仕事ができない人」という印象を相手に与える特徴を知り、その特徴を発揮しないように心がけることが重要なのです。
これからお伝えする特徴は、
- 3サイトのアンケート
- 過去の仕事ができない自分の特徴
- 一緒に仕事をしてきた仕事ができない人の特徴
を元に構成しています。
それでは早速見ていきましょう。
以下のアイコンを押すと、該当カテゴリに移動します。
仕事ができない人の思考(考え方)
ということです。
主に次のような思考の特徴があると、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
それでは一つずつ解説します。
「5つの無」に支配されている
「5つの無」のうち、ひとつでも支配されていると、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
無気力だと、出社早々「早く定時にならないかな」と思いながら、ダラダラ仕事して1日を終えることになります。
無関心だと、会社の業績や自身の評価も気にしません。周りがどれだけ忙しそうにしてても、見てるだけで手伝いません。
無責任だと、何かあってもすぐに責任転嫁します。
無目的だと、熱心に仕事に取り組めません。自分で考えて行動するよりも、ラクできそうな方向へどんどん流されていきます。
無目標だと、向上心もなく仕事にやりがいも見いだせません。
これらの無に支配されていると
- 出社してお給料さえ貰えれば何でも良い
- その日を漠然と暮らせれば良い
という意識が強くなり、改善する気もなくなっていきます。
被害者意識が強い(妬み・恨み・嫉み)
- 上司に怒られ「この人は私のことが嫌いなんだ」と思う
- 飲み会で仕事の失敗をネタにされ「いじめられてる」と思う
- 仕事で失敗したら「なんで私ばっかり。私は悪くない。全部あいつのせい」と思う
このように被害者意識が強いと、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
自分を被害者にして、誰かを加害者にすることで
- 自分が傷つかなくて済む
- 自分が変わらなくて済む
という自分を守る構造が作れます。
被害者意識は強すぎると、
と周囲の気を引く行動につながりがちです。
また、相手に悪意がなくても、すべて悪意に捉える。それが被害者意識です。
たとえば、上司が自分の成長のために仕事でのミスを指摘してくれても、被害者意識が強いと、
と思い込みます。
また、後回しにしていた作業を他の人が手伝いのつもりでやっても、
と悲観的に考えることもあります。
一緒に仕事をした人の中には、「もっとこうしてみたら?」と、指摘されただけで泣く方もいました。ひどい時は1日に3回以上。泣くたびトイレに篭るため、本当に仕事になりませんでした。
さらに被害者意識が強くなると、逆に攻撃性が増すこともあります。
- 自分自身
- 周りの誰か
このどちらかを攻撃することにもなります。
完璧主義(自分本位の)が強い
- 自他問わず完璧を求める
- 100%以外は出せないこだわりが強い
- 心配性で失敗やミスが怖い
- 人に頼る・甘えるのが苦手
このような完璧主義の傾向が強いと、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。(僕自身もこの症状でがちです)
なぜなら、完璧主義を求めすぎると、
- 作業スピードが遅くなる
- 1つの仕事に時間をかけすぎて、他の依頼に対応できない
- 依頼者の納期を守れない
その結果、周りがフォローするハメになり、迷惑をかけてしまうことにつながるからです。
これを「満足感を埋める完璧主義」と僕は呼んでいます。
「満足感を埋める完璧主義」とは、プロジェクト全体の完璧よりも、自分の担当箇所の完璧にこだわることを指します。
そう思う方もいるかもしれません。
- 完璧を目指すこと
- 100%の力を発揮すること
これらが間違っているわけじゃありません。ただ、個人の完璧よりも全体の完璧を目指すことの方が重要です。
たとえば、世界のGoogle。
Googleはたくさんの商品・サービスを提供していますが、最初から100%完璧なモノを作って、世の中に提供しているわけじゃありません。
最初は開発途中(Beta版)を一部のユーザーに使ってもらい、意見を集めてアップデートしながらより良い製品を目指していきます。
つまり、とにかくスピードを重視して、走りながら改善していくスタイルなんです。
一見、手抜きに感じるかもしれません。そのスタイルが採用されている理由は、作った商品・サービスがお客様に喜ばれるかどうかは、出してみないとわからないからです。
天才集団が集まる世界のGoogleでさえ、走りながら改善していくスタイルである以上、いつまでも一人で100%に固執していると…
プライドが高い
- 自尊心が高く人を見下す
- 負けず嫌いで優劣をつけたがる
- 冗談が通じず、いじられるのが嫌い
- 否定されると相手が敵に見える
- 自分の主張や意見を相手に押し付けがち
- 自分ができてないことを人に注意する
- 挫折や失敗経験がない
- 自分は特別な存在だと思っている
- 口だけ達者で行動しない
このようにプライドが高いと、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
なぜならプライドが高すぎると、
- 自分自身を過大評価して、相手のアドバイスを聞かない
- 自己流のやり方に固執して、仕事や人間関係でトラブルを招く
などにつながるからです。
プライドを持つことは決して悪いことではありません。プライドが高いことで、強い信念や向上心を持てるからです。
ただ、仕事でどんどん結果が出ると
- 自分は正しい(間違ってない)!
- 自分のことが大好き(かっこいい)!
- 自分はすごい(できる)!
- 自分は強い(負けない)!
という自意識がどんどん強くなっていきます。すると、一国一城の王様気取りで偉そうになります。
周りの意見が間違っていたり、周りがアホに見えて、自分がパーフェクトヒューマンに思えてくるのです。
自分で考えず誰かの指示を待つ「指示待ち人間」
- 指示されない限り自分で動けない
- 優柔不断で自分で決断できない
- 自分の意見を言わない
- 責任を負うのが嫌いで逃げる
- 自信がなく萎縮して自発的に動けない
このように指示まち人間だと、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
なぜなら、指示があるまで自分から何も行動しない(=意欲がない)ので、現場の人たちから戦力として認識されないからです。
いくら周りが忙しくしていても、指示がなければボーッと見ているだけ。
指示待ち人間の分まで、周りの方が仕事をすることになり、職場に不満が溜まって荒れることもあります。
また、指示待ち人間にもタイプがあって、
- 根本的に自分で考える力がない人
- 考える力はあるけど、行動する勇気がない人
の大きく2パターンに分けられます。
どちらも誰かの指示を待つことになるので、自発的な人と比較されて、「仕事が遅い(能力が低い)」とみなされます。
余計なことばかり考えてしまう
余計なことばかり考えてると、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
余計なことは、以下の3つです。
- 【妄念】ありもしない未来に不安になること
- 【妄想】不要なことをあれこれ考え過ぎること
- 【雑念】色々な思いに集中力を妨げられること
この「妄念・妄想・雑念」が多いほど、今やるべきことに集中できず、不安や心配事に気が散って、何も手に付かない状態になってしまいます。
たとえば、上司が冷たい態度をとっただけで「もしかして変なこといったかな」と思い悩んだり、仕事仲間から返事がこないだけで、「嫌われているかもしれない」と不安になったりします。
仕事ができない人の言葉(日常会話・脳内会話・口癖)
ということです。
主に次のような日常会話・脳内会話・口癖の特徴があると、仕事ができない人という印象を与えてしまいます。
それでは一つずつ解説します。
マイナスでネガティブな口癖・脳内会話が多い
- でも、知らないからしょうがない
- だって、あの人が〇〇って言ったから
- あ〜めんどくさい
- ハァ(ため息)…疲れる
- 〇〇したのに、ミスした…
日常会話・脳内会話でマイナスな発言や口癖が多いと、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
なぜなら、マイナスな発言・口癖は、周りのやる気やパフォーマンスなどへ悪影響を与えるからです。
カリフォルニア大学リバーサイド校の研究者ハワード・フリードマンとロナルド・リジオの論文で
不安を言葉や態度で強く表現している人が視界に入ると、自分も同様の感情を経験をする可能性が高く、それにより脳のパフォーマンスが悪影響を受ける
と発表されています。
つまり、ネガティブ・マイナスな発言は風邪やウィルスのように、”空気感染”するのです。
ネガティブ・マイナスな発言・口癖「Dの言葉」
特にネガティブ・マイナスな発言・口癖の代表格で注意が必要なのが、「Dの言葉」です。
- 「でも・だって・だけど」→ 言い訳や反論、自信の無さの表れ
- 「どうせ無理・できない」→ 諦めや責任放棄の表れ
- 「どうしたらいいですか?」→ 思考停止で丸投げしたい
他にも「めんどくさい」「自分には向いてない」「やろうと思ってたのに」なども、ネガティブ・マイナス言葉にあたります。
先ほど、
ネガティブ・マイナスな発言は風邪やウィルスのように、”空気感染”する
とお伝えしましたが、周りに広がるだけでなく、同時に自分自身も不幸にします。
なぜなら、「脳の仕組み」が影響しているからです。
- 五感を通して問いかけが入力される
- 入力された問いかけに、言動で出力する
- 入力(問いかけ)と出力(言動)を繰り返し、思考回路を強化していく
このような循環の仕組みになっています。
さらに厄介なのが、マイナスな言葉を言った人が「本人」なのか「他人」なのか一切区別せず、すべて自分のことに置き換えてしまいます。
たとえば、「どうせあいつには無理だよ」って言ってると、たとえ相手に言ったつもりでも、脳はすべて自分に置き換えます。
- 勝手にマイナス思考のアプリを起動する
- どんどんマイナス思考に支配される
- マイナス思考で、行動できなくなる
という感じで自らどんどん不幸になっていくんです。
恐ろしいことに、日本のイメージトレーニング指導者である西田文郎先生の書籍「No.1理論」によれば、
人の脳は過去の経験データに基づいて、1日に7万回も「無理だ・ダメだ・できない」と思っている
と言われています。
だから、無意識で「Dの言葉」を呟くほど、周りにも悪影響を与え、自分もどんどん不幸(できない自分)になっていくのです。
仕事ができない人の環境(衣食住)
ということです。
主に次のような環境の特徴があると、仕事ができない人という印象を与えてしまいます。
それでは一つずつ解説します。
整理整頓が苦手で身の回りが散らかっている
- ファイルを詰め込みすぎなキャビネット
- 書類で山積みのデスク
- 付箋で覆われたモニター
- パンパンで隙間のないペン立て
整理整頓が苦手・できないと、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
実際にココミルで取られた「片付けと性格・健康を検証」によると、整理整頓ができない人は
- 時間にルーズ
- 持ち物の管理ができない
- 物事の決断には時間がかかる
などの項目が、全体よりも”15%以上”多かったそうです。
また、整理整頓ができない人は、
- 人の話をあまり聞かない
- 自分の損得を考えて行動する
- 時間にルーズ
- 決断が出来ず物が捨てられない
- 持ち物の管理ができない
などの傾向が強いという結果も出ています。
見た目に清潔感がない
- ボーボーに伸びた無精髭
- ヨレヨレでクタクタなスーツ
- シワシワで襟元が黄ばんだワイシャツ
- 汚れてカカトもすり減った靴
見た目に清潔感がないと、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
30代~50代の社会人約1000名を対象にしたアンケート調査によると、
清潔感がないだけで
- [63.1%]だらしなさそう
- [17.2%]仕事ができなさそう
- [15.5%]信用できない
なんと、その合計は95.8%!仕事に影響が出そうなマイナスな印象を与えるという結果が出ています。
仕事ができない人の行動(振る舞い・態度)
ということです。
主に次のような行動の特徴があると、仕事ができない人という印象を与えてしまいます。
それでは一つずつ解説します。
同じミスを何度も繰り返す
- 遅刻が多い
- 忘れ物が多い
- 大事な要件を忘れる
人は誰でもミスや失敗をしますが、同じミスや失敗を繰り返していると、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
なぜなら同じミスを繰り返すと、「この人は安心して仕事を任せられない」と思われてしまうからです。
上司や先輩が本来やるべきことを止めて、ミスの対応に時間を割くことになります。つまり、相手の仕事時間を奪うことにつながります。
同じようなミスの対応が続けば、指摘される方も指摘する方も辛いし、悪循環。
また同じミスを繰り返してしまうのは、
- 本人にミスしたという自覚がない
- メモを取っても振り替えられない
- 焦って仕事をしてて、注意力が散漫
- そもそもやる気がない
- ミスをしないように萎縮しすぎてる
などが考えられます。
自分のミスを言い訳したり人のせいにする
- 失敗やミスを責任転嫁する
- 責任感が弱い
- 自分を守るためにヒトをダシに使う
- 面倒なことから逃げる
自分のミスを言い訳したり、人のせいにしてると、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
なぜなら、
- 本人に改心する気持ちがない
- 責任感がなく仕事を任せられない
- ミスや失敗を認めない(自覚がない)
からです。
自分のミスを認められない理由には、プライドの高さや被害者意識があります。仕事がより良い方向へ進むよりも、自分のこと(メンツ)を守りたいのです。
人のせいにするのは、その人の性格や人格に問題があるわけじゃありません。
免疫力低下で風邪ひくのと同じく、エネルギー(活動の源)の低下で「せい病ウイルス」に感染しているだけです。
このウィルスに感染すると、被害者意識の塊となり、目の前の問題に向き合うよりも何かに責任転嫁する、という症状がでます。
- 相手が悪い
- 会社が悪い
- 環境が悪い
- 社会が悪い
- 運命が悪い
このように、すべて自分以外の外部要因のせいにして、自分が変わるよりも、周りが変わるのを待つ傾向が強くなります。
やらされ感・義務感・惰性で行動する
やらされ感や義務感で行動していると、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
要は、あまり気が進まないけど仕方なくやってあげてるという状態ですね。
やらされ感・義務感・惰性が強くなると
- 常にイライラしていて機嫌が悪い
- 愚痴や不平不満が増える
- ふて腐れて手助けを拒否する
などの症状が出てきて、周りに悪い影響を与えてしまいます。
たとえば、周りの人に対して「楽な仕事でいいよね」と嫌味な八つ当たりしたり。
「なぜ私だけこんなに苦労しなきゃいけないの?」と被害者意識が強くなったり。
「手伝おうか?」と言ってくれた人に対して、「大丈夫!私一人でできますから!」と強がって一人で抱え込んだりします。
このように悲劇のヒロイン化が進むと、周りが距離を置き始め、孤立していきます。
ホウレンソウ(報告/連絡/相談)しない・できない
社会人の基本である「報告・連絡・相談」ができない、もしくはしないことが多いと、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
ホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしないと、
- 上司が進捗状況を把握できない
- 仕事仲間の作業もスムーズに進まない
- 深刻なリスクに気づけず損失を出してしまう
といったことにつながるからです。
特に、ミスしてお客さんに迷惑をかけたり、トラブルで会社に損失を与えてしまったなどの、追い込まれた状況になるほど、ホウレンソウを躊躇してしまう傾向があります。
「怒れられたくない(自分を守りたい)」という意識が働くからですね。
ただ、ホウレンソウが遅くなるほど、事態はさらに悪化していくもの。結果的に自分の首を絞め、会社での居心地が最悪になってしまうことになります。
仕事のスピードが遅く、締め切りや期限に遅れる
- 完璧にこだわりすぎてスピードが遅い
- スケジュール管理が苦手で時間にルーズ
- 納期ギリギリで慌ててヘルプ依頼
このように仕事のスピード感が遅く、仕事の締め切り・期限に遅れると、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
なぜなら、期限を守らないと、相手の信用を失うからです。
仕事が遅れてしまうのは、スキル不足や完璧主義、人に相談するのが苦手などいろんな要因がありますが、大きな点は期限への意識が弱いからです。(だからスケジュール管理ができない)
もっと言えば、「一度した約束は絶対に守る」という責任感、役割意識が弱いからです。
締め切りを守らないと相手にも迷惑をかけると同時に、自分の信用も一瞬で無くなります。
仕事を断れず、何でも引き受け手が回らない
今の仕事の状況を把握せずに、何でも頼まれたことを引き受けていると、手が回らずに「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
そうなってしまうのは、
- 物事を楽観的に考えすぎ
- 人に嫌われるのが怖い
- なんでも自分でやらなきゃ気が済まない
などいろんな要因があります。
なんでも引き受けた末…自分のやるべきことが終わらず、周りに迷惑をかける。
メモを取らない、取っても振り返らない
メモを取らない、とっても振り返らないことが多いと、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
なぜなら、同じミスを何度も繰り返すことにつながるからです。
人間の記憶力には限界があり、言われたことを全て記憶するのは到底ムリがあります。
メモを取らない人は、どこかで「自分が覚えていなくても誰かが覚えているだろう」といった、当事者意識が不足している場合があります。
当事者意識が欠けていると、周りから仕事の意欲がないんだなと、すぐにわかります。
わからないことがあってもわかったフリをする、また人に聞かない・調べない
- わからないことがあってもわかったフリをする
- 質問せずに自分の思い込みで仕事を進める
- 自分で聞いたり調べもせず仕事を進める
こういった行動が目立つと、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
なぜなら、結局周りの人がフォローするハメになるからです。場合によっては理解不足で仕事を進めたことによって、会社に思わぬ損害が出てしまうこともあります。
「おそらくこうだろう」と勝手に解釈して仕事を進めるのは、関係者全員にとってもマイナスでしかありません。
たとえ、当たりをつけられたとしても、認識ズレがないか確認するようにしましょう。
何でも自分一人でなんとかしようとする
- 何でも自力でなんとかしようとする
- 周りに進捗状況を伝えようとしない
- 周りの協力を遠慮しがち
周りに頼らず、自分一人でなんとかしようとすると、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
なぜなら
- 人に相談するのが申し訳ないと変な気を遣う
- 助けてほしい場面で周りに頼れなくなる
からです。
僕も過去に「貸与物壊してしまった!」ときに、自分一人でなんとかしようと修復作業を試みた結果、もっと深刻な自体になりました。(涙)
さらに上司への報告も遅れ、「壊した+報告が遅い」と余計に怒られる始末…
なんでも一人でなんとかしようとする行為は、いわば樹海でコンパス狂った状態で闇雲に前に進むのと同じ。どんどん樹海から出られなくなるだけです。
「やっちまった!」時点で、コンパスはすでに狂っている。だからこそ、すぐにコンパスが正常な人(=周りの方)に確認した方がいいです。
「こういう風にフォローしようと思うけど、どうですか?」と周りに相談するだけで、狂ったコンパスがさらに狂わないように防げます。
しかし自分一人でどうにかしようとするほど、仕事のスピード感も落ち、周りとの連携も不足。狂ったコンパスがさらに狂います。
仕事ができない人の人間関係(関わり方)
ということです。
主に次のような人間関係の特徴があると、仕事ができない人という印象を与えてしまいます。
それでは一つずつ解説します。
周りの人とコミュニケーションをとらない
周りの人とコミュニケーションを取らないと、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
コミュニケーションとは、仕事以外の「何気ない会話」も含まれます。
コミュニケーションには、以下の2種類があります。
- 目的のあるコミュニケーション
- 目的のないコミュニケーション
仕事では「①目的のあるコミュニケーション」が重要に見えますが、実は同じくらい「②目的のないコミュニケーション」も重要です。
なぜなら、「②目的のないコミュニケーション」がないとあなたの個性がわからず、上司や部下と良好な関係を築けないからです。
仕事だけの会話しかないと、いざという時に助けてもらえる可能性が低くなります。
気軽に仕事の相談もできないし、逆に助けて欲しいときに相手が助けてあげたいという気持ちにもなりにくいからです。
人によって態度が変わりすぎる
- 上司にばかりいい顔をする
- 社員に愛想がよく、バイトは雑に扱う
- 肩書きによって態度をコロコロ変える
人によって態度が変わりすぎると、「仕事ができない人」という印象を与えてしまいます。
なぜなら一貫性が無く、信用できないからですね。
土地に「住所」が割り当てられているのと同じように、仕事の「肩書き」は単なる記号です。
一人ひとり違う役割があり、その役割に応じて肩書きが付けられている。それだけのこと。
【番外編】エナジーバンパイアと過ごすことが多い

仕事ができない人は、エナジーバンパイアと過ごすことが多いです。
エナジーバンパイアと一緒に過ごすほど、まるで血を吸われてるかのように、あなたのエネルギー(活動の源)がどんどん吸い取られていきます。
すると、やる気がなくなり、何もする気も起きず、どんどん仕事ができない人になっていきます。(これを「カス化現象」と僕は言っています。)
エナジーバンパイアには、どんなタイプがいるかというと、
- お前のココがダメ!(だから俺の方が優れている)と見下してくる上司
- 私と別れたら死ぬから!と脅してくる彼女
- どうせ無駄、どうせ無理と否定してくる同僚
- どうせ私なんて…と悲劇のヒロインぶる友人
などなど…
基本的にどんな人でも、追い込まれたり、余裕のない状況が続けば、エナジーバンパイアになる可能性はあります。
そのため、9つのタイプに当てはまるから人がいてもエナジーバンパイアだと決めつけて、極端に関わりを避けるのは注意!特に仕事仲間だと問題が起きて仕事が進まなくなります。
その場合は、関わる頻度を下げるなどで、一緒に過ごす時間を変えてみましょう。
仕事ができない人が、仕事ができるようになるための改善策
この章では、「仕事ができない自分が辛い」という状態を抜け出し、仕事ができる自分に変わっていくための改善策をご紹介していきます。
それでは一つずつ見いきましょう。
環境(衣食住)を整える
なぜなら、人は環境(衣食住)の影響をモロに受けるからです。
たとえば、公衆便所と高級ホテルのトイレでは、同じトイレでも使う意識が変わります。騒がしい大衆居酒屋と静かなバーでは、同じ飲み屋でもその場での振る舞いは変わってきます。
そんな風に、人には『その場にふさわしい行動』を取ろう(人物になろう)とする性質があります。
だからこそ、その性質を逆手にとり、『今の環境を変えること』から挑戦してみましょう。
- やる気やモチベーションが上がらない
- 仕事に集中できずボーッとしてしまう
- 何も手に付かないし、行動する気にならない
などは、環境(衣食住)を整えることで、ほとんどの場合は解決できます。
むしろ、環境(衣食住)を整えることは「仕事ができない人から抜け出す土台」と言っていいかもしれません。
環境を変えるときに取り組むべき順番
環境を整えるとき、以下の順番で取り組むのをオススメします。
①衣→②食→③住
なぜなら
- 変化のわかりやすさ
- 取り組みやすさ
- 人生に与えるインパクト
が関係しているからです。
まとめると次の画像のようになります。

「衣」を変えると、見た目も気持ちも変化します。たとえば、パジャマからパリッとしたスーツに着替えると、気持ちもシャキッとなりますよね。
「食」を変えると、身体の調子と食べ方(向き合い方)が変化します。たとえば、工場で作られたカップ麺を食べるのと、母親の手料理を食べるのでは、愛情の感じ方・味わい方も変わりますよね。
「住」を変えると、その場にふさわしい人物になろうと「とる行動」が変わります。
それでは早速一つずつ見ていきましょう。以下のアイコンを押すと解説文へ移動します。
【衣】見た目を整えて清潔感ある印象をつくる
見た目を整えて清潔感ある印象をつくれると、周りに与える印象が良くなり、自分に自信が持てるようになります。
結果、「仕事ができない自分」というセルフイメージが少し改善されます。
こちらの画像をご覧ください。
この方はホームレスの「ジェームズ・ウルフ」さん。
ミシガン州のNPO法人(Degage ministries)の活動で、プロスタイリストに手により大変身を遂げたときのBefore / After写真です。
このように見た目を整え清潔感が出るだけでも、仕事ができそうな印象を感じますよね。
ただし、見た目を整えただけで、急に仕事ができるようになるわけじゃありません。見た目を整えるのは、あくまで自分に自信を取り戻すため。同時に実力を磨くのを怠ると外見だけの痛い人になるので、ご注意ください。
ところで、見た目を整えるにうえで外せないキーワードが「清潔感」です。
清潔感というと
と思う方もいるかもしれません。
実は
- 清潔であること
- 清潔感があること
この2つはまったく別物なんです。
そもそも清潔感とは?清潔と清潔感の違い
清潔とは、
- お風呂に入る
- 歯を磨く
- 髪を洗う
などを行い、汚れがないことを指す「主観的なもの」です。
一方で清潔感とは、実用日本語表現辞典によると
汚れのない清潔な感じ。または人格が正しく誠実である様を意味する表現
となっています。
つまり、他人を不快な気持ちにさせずに好感が持てる、主に外見(見た目や雰囲気)全般を指す「客観的なもの」です。
清潔感はいわば、仕事人にとって最低限の身だしなみ。かつ、努力次第で誰もが身に付けられるスキルの一つなんです。
また、清潔感は髪型や服装などの身なりのキレイさだけにとどまらず、振る舞いなどの「目に見えるすべて」において気を使うことが重要です。
見た目の清潔感を整える6つのポイント
見た目の清潔感を整えるために、意識するポイントは6つあります。
それでは一つずつ見ていきましょう。
繰り返しになりますが、見た目を整えただけで、急に仕事ができるようになるわけじゃありません。見た目を整えるのは、あくまで自分に自信を取り戻すため。同時に実力を磨くのを怠ると外見だけの痛い人になるので、ご注意ください。
自分の体に合うスーツを着る
多くの人にとって、仕事の戦闘服はスーツ。
そのスーツがシワシワで、サイズ感が合っていないと、だらしなさそうに見え、仕事ができない人という印象を与えてしまいます。
以下のアンケートにもあるとおり、社会人で気をつけなければならない見た目要素の約8割は「服装(スーツ)」です。
なので、自分のスーツ姿を鏡で見たときに
- 自分の体型に合ってない?
- 自分はスーツが似合わないのかな?
といった違和感を感じたら、思い切ってスーツを変えてみましょう。
以下のサイトで、スーツのサイズ感の確認ポイントや厳選されたオススメのスーツ店が紹介されています。ぜひ参考にされてみてください。
靴をメンテナンスする
スーツの次に大事なのモノ。それは革靴です。実は革靴も清潔感への影響度が高いアイテムの一つなんです。
先ほどのアンケートでも、スーツ・髪型に続いて「靴」がきます。
目線の一番下にある『靴』にまで手入れが行き届いているということは、
- 細かいところまで気配りできる
- 丁寧な仕事をしている
という印象を相手に与えます。
実はこれ、心理学的にも裏づけされています。
カンザス大学の心理学者たちが、63人の学生に208人が頻繁に履いてる靴の写真を見せ、「靴の持ち主はどんな人か」を予想させる実験を行ったところ、とても高い正解率を記録したそうです。
さらに
- 手入れされた靴を履いてる人は誠実
- カラフルな靴を履いてる人は人付き合いが良い
など、持ち主の性格と靴の間に一定の関連性があることもわかりました。
また、株式会社プラネットの職業別に靴磨きをする人の調査によると、「会社役員・経営者」で「靴磨きをする」と回答した人は58.4%。
これらのデータから、足元に気を配れる人は、
- 人に気を配れる人
- 仕事ができる人
と言ってもいいのかもしれません。
ただ、そうはいっても
という人もいるかと思います。
僕も同感です。正直なところ不器用な僕にはメンテナンスは不向き…なので、定期的にシューズ屋さんに修理を依頼しています。
もしも自分で手入れしたいという方は、洋服の青山が解説している「革靴を長持ちさせる日々の手入れ方法」を参考にしてみてください。
髪型を変え、定期的にメンテナンスする
見た目の印象を変えるうえで、次に大切なのが『髪型』です。
イケメン製作所の調査データによると、顔の印象を決定する要素第1位は髪型(31%)です。
先ほどご紹介したジェームズ・ウルフさんのBefore / Afterでも伝わるように、髪型で与える印象がまったく違います。
人によって個人差がありますが、髪の毛は大体1ヶ月で1cm伸びると言われています。
なので、月に一度は美容院に通い、清潔感のある髪を維持することをオススメします。(僕は毛量多めなので、本当は2週間くらいで行きたい…)
ただ、髪型といってもいろんな種類があり、自分には一体どんな髪型が似合うのかは、なかなか判断がつかないもの。
そこで以下のサイトで、自分の顔型別に似合う髪型が紹介されています。ぜひ参考にされてみてください。
眉毛を整えて、定期的にメンテナンスする
眉毛も見た目の印象に大きく関わる重要なパーツの一つです。
イケメン製作所の調査データによると、顔の印象を決定する要素第2位に「眉毛」がランクインしています。
つまり、眉毛を整えるかどうかで、相手に与える印象が変わってきます。
人によって個人差がありますが、眉毛は1日に0.18mm伸びると言われています。
なので、週に一度は眉毛を整えて清潔感を維持するようにしましょう。
また眉毛を整えるには
- ライン
- 太さ
- 角度
- 長さ
- 濃さ
- 眉毛と目の距離
- 眉間の距離
- 輪郭
の8つの要素を使いこなすことが重要です。
その8つの要素については、以下のサイトで徹底的に解説されています。ぜひ参考にされてみてください。
動作速度をゆっくり丁寧に、動作回数を少なくしてみる
意識して、動作速度をゆっくり丁寧に、動作回数を少なくしてみましょう。
そうすると、余裕があるような印象を相手に与えられます。
ピンとこないときは逆の場合をイメージしてみましょう。
たとえば、
- 話してるときに手や指をやたら動かす
- 食事中にやたらとおしぼりを触ったり、飲み物を飲む
- ブラインドタッチがバタバタしててうるさい
こういった瞬間を見ると、「きっと余裕がないんだな」と感じるはずです。
また、心理学では動作の速度や回数が増えるのは、逃避行動(緊張や恐怖を誤魔化すため)だと言われています。
そこで普段の生活で採用してみて欲しいのが
自分の動きをひたすら「二分の一にしていく」こと
たとえば、「今から5分間は、いつもの二分の一の動きで生活する」と決め、その通りに動きをゆっくりしていきます。
普段の動きがゆっくりになることで、一つ一つの動きが丁寧になります。その結果、余計な動きやエネルギーの消費も減ります。
これは武道でいう「停止」と「静止」という教えです。
- 【停止】動きもエンジンも止まっている状態
- 【静止】動きは止まっているけどエンジンはかかっている状態
です。
言い換えると、停止はただの無気力で、静止は何もしてないけどメラメラと熱を発しているような感じです。「オーラ」が出ているような状態だとイメージしてください。
その状態だと、相手に余裕や自信のある人という印象を与えられます。また、やり続ければ、仕事で焦りや不安を感じることも減ります。
ただし、仕事中にやると「仕事が遅い」と言われかねないので、日常生活の中で採用して訓練するのをオススメします。
体幹を鍛えて姿勢をピンとする
肉体も「衣服」と見立て、胸をピンと張り背筋を伸ばして、良い姿勢をしましょう。
人は自分を守ろうとするとき、無意識に背筋が丸まります。(肩が内側に入り、体が閉じます)
すると、暗く自信がない印象を与えてしまいます。
逆に、胸を張り体が開いている状態は「動じない」という自信の現れです。すると、「頼りになりそう」という印象を与えられます。
姿勢ひとつ工夫するだけで、相手に与える印象をプラスに変えられるのです。
姿勢を良くするためにオススメしたいのが、『プランク』です。
プランクとは、自重でやる体幹トレーニングの一つ。次のようなメリットがあります。
- 基礎代謝が増え、太りにくい体質になる
- ぽっこりお腹がスッキリして、腹筋が割れる
- 体幹が鍛えられ、バランス感覚が身につく
- 猫背が改善され、姿勢が良くなる
- 背中が鍛えられ、肩こりや腰痛の改善につながる
自宅で手軽・無料・短い時間でできるトレーニングです。(一日3分くらいで十分)
僕は普段「プランクワークアウト」という無料アプリを使い、実践しています。

またプランクと一緒に「バイシクルクランチ」というのも取り入れています。
一連のトレーニングをしたら、デスクワークでの腰痛・肩こりも減りました。
普段の姿勢もキレイになるのでオススメ!無理のない範囲で採用してみてください。
【食】食事の習慣を整えてエネルギー溢れる身体をつくる
食事の習慣を整えてると、活動の源であるエネルギーが溢れる身体になり、仕事や自分との向き合い方にも変化が現れます。
なぜなら、僕らの身体は「食べたもの」によってつくられているから。
もしも普段の食生活が
- 暴飲暴食スタイル
- 農薬・添加物まみれのジャンクフード・インスタント食品三昧
という状況なら、身体を”エネルギー溢れる良い状態”に保ち続けるのは難しいでしょう。
お腹がいくら満たされても、食べれば食べるほど、身体はどんどん不調になっていくからです。すると、やる気も行動を起こす気もなくなります。
では、身体を良い状態に保つにはどうしたらいいのか?
その鍵となるのが
身体にとって良い食事をすること
です。
ところであなたは、「1ヶ月間一日三食ハンバーガーを食べ続けると人はどうなるのか?」を検証した、『スーパーサイズ・ミー』という番組を知っていますか?
この番組は一時期話題になりましたよね。検証した結果、主人公には以下のような結果が起こりました。
- 体重11キロ増加
- 心臓病の危険性は2倍
- 気分も落ち込み
その他にもいろんな症状を発症したとされています。(番組なので誇張表現があるかもしれませんが)
ただ、これらすべてが嘘だとも思えないんです。なぜなら、僕も過去に同じような生活をやったことがあるから。
当時の僕は、大好きな濃厚こってり豚骨ラーメンを毎日食べる生活を1ヶ月ほどしました。
その結果…
- 身体中に蕁麻疹が現れる
- 蕁麻疹のかゆみで集中力ややる気が低下
- 見た目も悪く、外出したくなくなる
心身ともに調子が悪くなりました笑 (当時は笑えないくらいしんどかったです)
食事の習慣を変える2つのポイント
では、食事の習慣を変えるためにはどうしたらいいのか?
意識した方が良いポイントが2つあります。
それでは一つずつ見ていきましょう。
ジャンクフード・インスタント食品を食べる機会を減らす
まず大切なのが、暴飲暴食、ジャンクフード、インスタント食品を食べる機会を減らすことです。
理由は先ほどお伝えした通り。お腹は満たされても、心身に良くないからです。
ジャンクフードやインスタント食品はどこでも手に入るし、安いし、手軽にお腹を満たせる現代のマストアイテムとなりました。そんな便利さゆえに、「明日から一切食べない」という選択は難しいかもしれません。
ですが、工夫次第で摂取する頻度を減らすことはできます。
たとえば、仕事帰りにコンビニへ立ち寄る頻度を少なくする。たったそれだけでも、ジャンクフードやインスタント食品を手に取る機会を減らせます。
すると、無駄な出費が減り、お金の余裕も生まれます。
愛情のこもった食事を食べる機会を増やす
次に大切なのは、質の高い「無農薬」「天然物」の食品・調味料に投資して、身体と心に良い食事をする機会を増やすことです。
「無農薬」「天然物」といった食品・調味料は、お金もそれなりにかかります。なので、食べる機会を増やすといっても、三食すべてを変える必要はありません。
たとえば週に一度、身体と心に良い食事をする。そのレベルから取り組み始めるのがオススメです。
中でも手軽にできてるのが、
発酵食品を食べること。
日本人は昔から発酵食品を積極的に食べてきた民族なので、
などが「身体への相性がいい」と言われています。
また、発酵食品は善玉菌が多く含まれているため、腸を元気にしてくれます。積極的に食べる機会を増やすことで腸内環境も整い、心身共に健康になります。
腸内細菌が僕たちの健康に密接に関係していることは、研究で明らかになっています。
腸機能の向上に役立つ食材を食べて、健康的な腸内細菌を増加させ、それを維持していくことが、体内の炎症やストレスを軽減するための重要なカギとなり、結果的に健康を全体的に増進させることにつながります
と言われているほど。
日本は歴史上で一番の飽食状態。ときには「食事をとらない」選択も必要
一般的には「一日三食を食べることが健康的」だと思われてます。ただ、僕は毎日三食は必要ないと思っています。(個人差ありますが)
なぜなら、食べ過ぎで不健康になっているからです。
今の日本は歴史上もっとも「飽食状態」。三食バランスよく栄養をとってるはずなのに、以下の資料にあるように生活習慣病が増加。
食べ過ぎ(栄養過多)で、不健康になってるんです笑
たとえば、仕事中に
- 集中力がきれてボーッとしてしまう
- 急に眠気に襲われてしまう
- まったくやる気が起きない
などが起きるのは、取らなくていい栄養を取りすぎて、その消化に莫大なエネルギーを使っているからだったりします。
だからこそ、
- 栄養を摂り過ぎることよりも、摂り過ぎないこと
- 質の悪い食べ物を摂る機会を減らし、質の良い食べ物を摂る機会を増やすこと
これらを意識して心がけていくことが必要です。
たまには腸が余計な消化にエネルギーを使わないよう、ファスティングしたり、週に一度は一日一食生活を取り入れ、腸内をキレイで良い状態にする(デトックスする)ことも効果的です。
食べ方は命との向き合い方
実は「どんなものを食べるか」以上に重要なことがあります。それが「食べ方」です。
なぜなら、食べ方は『命との向き合い方』だからです。
たとえば
お爺ちゃん・お婆ちゃんに言われた経験がある人もいるかもしれません。
その言葉に象徴されるように、自然の恵みである食べ物には魂が宿っていると、昔から考えられてきました。(悲しいことに今はこの考えが失われつつありますが…)
お箸もそうです。日本では横向きにお箸が置かれますよね。あれも実は意味があって、神聖なあの世(食べ物)とこの世(人間)を分ける”結界”としての役割があります。
手を合わせて「いただきます」と一礼する行為もそう。未来を生きるために僕らが奪った命への弔いの意味があります。
意味は深く知らずとも、僕らのDNAには刻まれていて、自然と当たり前にやっているんですよね。
僕らは生きていくために命を奪い、奪った命によって未来へと生かされています。だからこそ、どういう意識で「食事」をいただくのかはすごく重要。
忙しい現代を生きる僕らはついつい
- スマホを見ながら食べたり
- 仕事をしながら食べたり
しがちです。
でも、それを繰り返していると、自然と『人(命)との向き合い方』も同じような感覚になっていきます。
食事をコスパ基準で選んでいたら、人付き合いもコスパ基準で選びがちになり、飲食店を星の多さで選んでいたら、人付き合いも役職の高さで選びがちだったりします。
食べ方が変われば、受け取る栄養の質も変わる
単なる炭水化物のお米として食べたごはんは、身体の栄養にしかなりません。
でもそこに、作り手が一生懸命に愛情を注いでる姿を想像するだけで、なんだか温かな気持ちになり、心の栄養になります。
さらに、目の前にある食事が届くまでの物語や様々な関係者の背景を想像することで、魂の栄養になると言われています。
食材を無農薬、天然物に切替え、食事の質を高めるのは、コストさえかければできます。
ただ、食べ方(命をどう向き合うか)なら、コストをかけずとも今すぐに変えられます。
食べ方(命とどう向き合うか)を変えることで、意識する範囲が変わり、自分の受け取るモノも変わってくるのです。
食べ方が変われば、仕事の向き合い方も変わる
旅人が3人のレンガ職人に出会い、「何をしているの?」と尋ねていく物語です。
それぞれの職人に旅人が尋ねると、
- 一人目:「レンガを積んでいるのさ。辛いししんどいし、不公平だ」
- 二人目:「家族を養うために大きな壁を作っているのさ。おかげで家族全員食べているんだ。」
- 三人目:歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ。多くの人がここを訪れて幸せになるんだ。
と答えました。
どの職人もやっている作業は同じなのに、仕事のパフォーマンスは変わってきます。
なぜなら、仕事に向き合う意識の範囲が違うからです。
食べ方と同じですね。ただの炭水化物として食べてたら、1番目のレンガ職人と同じ感覚の仕事になります。
作り手の愛情がこもっていると思って食べれば、2番目のレンガ職人と同じく、このおかげで生きていけるんだと思える仕事になります。
さらに届くまでの物語や関係者を思って食べれば、3番目のレンガ職人と同じように多くの人の幸せにつながっていると思う食事になります。
食べ方を変えるだけで、実は仕事との向き合い方を変える訓練もできます。
【住】身の周りを整理整頓して、行動しやすい状態をつくる
住環境を心地よい環境に整えれば、気持ちも前向きでご機嫌な状態を作れるし、さらに『その場に相応しい人間になろうと取る行動』も変わります。
これは博報堂の行動デザイン研究所の書籍「行動デザインの教科書」でも言われています。
たった一本の矢印があるだけで、僕らは無意識のうちに「矢印にそって順番に並ぶ」という行動をとります。
これが『環境の影響力』です。
環境の影響力を仕事で使う場合、まずは自分のデスクやキャビネットを整理整頓することから始めてみましょう。
とはいっても、整理整頓ってめんどくさいし、今更やる気にならないかもしれません。
しかし、整理整頓しないだけで僕らは思った以上に仕事で損しているのです。
整理整頓しないデメリット|仕事に与える3つの影響とは?
- 集中力の低下
- 人間関係の悪化
- 生産性の低下(時間の浪費)
ここからは世界で行われたいくつかの研究結果をご紹介します。
整理整頓ができないと「集中力の低下」につながる
なぜなら脳の性質が影響しているからです。
2011年、プリンストン大学神経科学研究所の科学者たちが「Journal of Neuroscience」で発表した機能的磁気共鳴画像(fMRI)を用いた研究によると、以下の性質が脳にあることが明らかになりました。
- 整った状態を好む
- 散らかった状態が常に目に入り続けると、人の認知資源(脳活動の資源)が尽きて集中力を低下させる
また、彼らの実験では作業環境を整理すると、集中力と情報処理能力が改善し、仕事の生産性も高まったという結果も出ています。
整理整頓ができないと「人間関係の悪化」につながる
立正大学心理学部の齊藤勇名誉教授によると、整理整頓ができない人は、日頃から周囲のことを考えない「自己愛の強い傾向がある」と言われています。
また、ボンド大学ビジネス・スクール助教授のリビー・サンダー氏らが、2019年に「Building and Environment」で発表した研究と、他の研究では、「物理的な環境」が、認知(理解・判断・論理などの知的機能)、感情、行動、意思決定、他者との関係にまで影響を与えると明らかにしているそう。
さらにある研究では、デスクが散らかっている実験参加者は、相対的にあまり誠実でなく、神経質で好感度が低いと受け止められたという結果もあります。
整理整頓ができないと「生産性の低下(時間の浪費)」につながる
2018年にコクヨ株式会社が、「週に書類を5日以上検索する有職者1,031名」を対象にある調査を行いました。
その調査とは、「紙書類を探す行為にどれくらい時間を要するか?」というもの。
実施した結果…

画像出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000023621.html#:~:text=%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%83%A8%E3%81%8C2017%E5%B9%B4%E3%81%AB,%E3%82%92%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%99%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
年間80時間も探し物をしているということがわかりました。
年間勤務数が240日の場合、探し物タイムが1日に約20分あることになります。
つまり、ご紹介した3つの研究結果が示すのは、整理整頓できないだけで、仕事ができない人という印象を与えるマイナス要素が増えてしまうのです。
逆に言えば、整理整頓ができると、
- 集中力も高まる
- 人間関係も良くなる
- 生産性も高まる
ということになります。
整理整頓のメリット|脳が鍛えられる
また、定期的に整理整頓することで、理解系脳番地を刺激して伸ばすことにつながります。
1万人以上におよぶ脳画像診断を行なってきた脳内科医で、書籍「脳の教科書」の著者である加藤俊徳氏によると、
理解系脳番地が強くなるほど、理解のバリエーションが増え、何事も広く深く理解できるようになり、人間としての幅が広がる
と言われています。
そして、理解系脳番地の訓練になるのが『身の回りの整理整頓・模様替え』を定期的にやることです。
たとえば
- 掃除機や雑巾で部屋をキレイにしたり
- 机、テーブル、本棚などの配置を変えてみたり
を繰り返すうちに、ホコリが溜まりやすい場所や、使い勝手が悪い場所など新たな発見・気づきが生まれます。
その気づきを繰り返すうちに、「空間」への理解力が高まり、理解系脳番地を鍛えることになります。
また、掃除・洗濯・炊事といった家事をやるときに、量をみてどういう手順でやれば早く終わるかを意識するだけでも、理解系脳番地を鍛えることができます。
僕も家事を意識してやるようになってから、時間への意識や情報の理解力が昔に比べて高まったと感じています。
整理整頓のキーワード『清明正直』
環境を整えるために重要なキーワードがあります。
それが
清明正直(せいめいせいちょく)
です。
この言葉は古神道で使われているのですが、次のような意味があります。
清明正直 | 意味 |
---|---|
【清】 | キレイで |
【明】 | 明るくて |
【正】 | モノが使いやすい位置にあって(迷わずすぐに取り出せて) |
【直】 | ちゃんと向きも揃っている |
要は、周りから見てキレイで明るくて、自分にとっても快適で使いやすい環境にするということ。
そのためには、
- 整理整頓の時間を作る
- 必要かどうか見極める
- モノの定位置を決める
この3つを意識してやるようにしましょう。
究極のデスクワーク環境づくり
整理整頓の後は、より高いパフォーマンスを発揮できるように「究極のデスクワーク環境づくり」を目指します。
現代社会の仕事人のほとんどはデスクワークです。もはや「人生の1/3はデスクワークだ!」と言っても過言ではないでしょう。
そんな長時間過ごすデスクワーク環境をパワーアップできれば、仕事のパフォーマンスも一気に高められます。
とはいえ、究極のデスクワーク環境づくりのために一体何をすればいいのか?
まず重要なのが「そもそも人間の身体とは何か?」から考えみることです。
人間の頭脳と肉体は別のパラダイムで動いている
実は人間の身体は、大きく2つに分けられ、別々のパラダイムで動いてます。
- 【首から上】 人工身体(頭脳)
- 【首から下】 自然身体(肉体)
人工身体(頭脳)がやりたいことは「知的生産活動」。つまり、考えることにエネルギーを使いたくて、動きたくないのです。
そのため、人工身体(頭脳)は、「瞑想・アイデア・ひらめき」などでエネルギーが高まります。
一方、自然身体(肉体)がやりたいことは「運動」。つまり、動き回ることにエネルギーを使いたくて、考えたくないのです。
そのため、 自然身体(肉体)は「食う、寝る、遊ぶ」でエネルギーが高まります。
頭脳と肉体は相反する関係なので 、自分の身体を一つと見なすほど、この矛盾の板挟みに合います。
たとえば、パソコンと向き合い、長時間デスクワークをしていると、首・腰・肩が痛くなる。これは人工身体(頭脳)活動が強いことで、自然身体(肉体)活動が弱くなっているからです。
逆にお腹いっぱい食べていると眠くなる。これは自然身体(肉体)活動が強いことで、人工身体(頭脳)活動が弱くなっているからです。
このように、人工身体(頭脳)と自然身体(肉体)のそれぞれが相反しているパラダイムになっています。
つまり…
こういった悩みが起きるのは、パラダイムのズレを知らないからなのです。
では、パラダイムのズレを解決するにはどうしたらいいのか?
エネルギーが循環する仕組みをつくる
わかりやすく考えるために、頭脳と肉体はパソコンに見立ててみましょう。
- 人工身体(頭脳)= ソフトウェア
- 自然身体(肉体)= ハードウェア
ハードウェア(肉体)の方では効率よく充電。ソフトウェア(頭脳)の方では効率よく電力を消費して、エネルギーを循環させる流れを作っていくこと必要があります。
ハードウェア(肉体)を効率よく充電するには、昔から言われているバランスの良い食事、適度な運動、質の高い睡眠、お風呂で浄化すること。
ソフトウェア(頭脳)で効率よく電力を使うには、前向きな感情、 高い集中状態にすること。
どちらかに偏らず、いかにエネルギーの循環を作っていけるかかが、日々高いパフォーマンスを発揮すための鍵を握ります。
とはいっても、 これらは日々の習慣を自分でデザインする必要があるため、一朝一夕で身に付くものではありません。
では一体どうしたらいいのか?
アイテムの力を使い環境を整える
ハードウェア(肉体)の視点で言うと、人生の1/3は「眠り」に使っています。そのため、良い寝具を使うことがエネルギー充電の質を高めることになります。
一方、ソフトウェア(頭脳)の視点で言うと、人生の1/3はデスクワークに使っています。そのため、良い机と椅子を使うことがエネルギー放電の質を高めることになります。
では、良い机と椅子とは何なのでしょうか?
そのキーワードが
「無重力状態(ゼログラビティ)」
を指します。
最近流行のスタンディングデスクは腰は楽だけど、足に負担がかかります。逆に座っている姿勢だと足は楽だけど、腰に負担がかかります。
足腰ともに楽な姿勢、それが「寝ている状態」です。
とはいっても、寝ながら仕事はできません。ですが、なるべくその状態に近づけるように様々なアイテムを取り入れることはできます。
- 【足】フットレスト
- 【腕】アームレスト
- 【腰】座面
- 【胴】背もたれ
- 【頭】ヘッドレスト
などなど。
これらのアイテムを組み合わせ、足腰が痛いなどの『身体のノイズ』をなるべく取り除き、肉体への無駄なエネルギー浪費を最小限に抑える。
そして、すべてのエネルギーを頭脳へ回し、知的生産活動に集中できる状態をつくるのです。
もし足腰が痛いなどの身体のノイズに無駄な肉体エネルギーを浪費しているなら、寝具、椅子、机を見直してみましょう。
すると、本来の知的生産活動に全エネルギーを集中できる状態を作ることができます。
多くの方は寝ることとデスクワークで 、人生の2/3を占めています。だからこそ、環境を変えることで、人生の質も変わります。
ぜひ試されてみてください。
高い理想・目的を設定する
というものです。
人は「こうなりたい!」「こうなるんだ!」という高い理想や目的があると情熱の炎が燃え上がり、多少の苦難や困難を乗り越えていくことができます。
理想や目的が自分の活動のエネルギーとなるからです。
逆に言えば、理想や目的がないと、その日の感情や気分に左右され、どんどん無気力になってしまいます。
イメージしやすいのは部活動でしょうか。
たとえば、「プロ野球選手になるために野球している!」という目的がある人と、ただ「仕方なしに野球してます」という目的のない人では、
- 成長の伸び代
- 厳しいトレーニングをこなす忍耐力
などが変わってきます。
仕事も同じ。ですが仕事の場合は
- お金を稼ぐために
- 生活していくために
という場合が多いかもしれません。
そんな時は、「お金を手に入れた先の未来で、何をしたいのか?」を考えてみてください。
たとえば、
- 旅行に行き、支えてくれる家族を喜ばせたい
- 友達と美味しいものを食べて幸せな時間を過ごしたい
- 彼女に喜んでもらえるプレゼントを贈りたい
などです。
またもう一段深めていくなら、次のようなことを考えてみるのもオススメです。
- 仕事で成し遂げたいことは何か?
- 仕事を通して、手に入れたいことは何か?
このような質問を考えてみましょう。
浮かんだ答えは最初はぼんやりとしているかもしれません。ですが、何度も質問して深めていくことで、自分が求めていることがどんどん明確になっていきます。
きっとその答えは、仕事の目的や理想へ繋がるヒントとなるはずです。
今やってる業務以外での会社のことも覚えてみる
なぜなら、会社に関係ある情報が多いほど、
- 視野が広くなる
- 表面的な物事だけで考えなくなる
- 最適な判断ができるようになる
からです。
逆に言えば、会社に関係ある情報が少ないと、視野が狭く表面的な物事でしか考えられず、正しい判断ができない状態になります。
では、どうやって今やってる業務以外の会社のことを覚えるのか?
そこで便利でかつ周りの信頼を勝ち取れる最良の方法が「雑務」や「雑用」を積極的にこなすことです。
雑務や雑用に関しては、HR(人事部)領域でフォローすべきアカウント40選に選ばれた山森さんも、このように言っています。
新人にとって雑用は超チャンス
雑用を100%で達成すれば
「信頼を勝ち取る」ことができる雑用を120%で達成すれば
「一目置かれる」ようになる雑用をやらなかったら
「記憶に残らない」新人になる完全にノーリスクハイリターン
僕だったら絶対に取りに行くけどな— 山森拓実🌹明治の文豪風人事 (@ach_yamamori) September 21, 2020
この意見は僕も同感で、新人に限らず「仕事ができない自分が辛い」と思っている人には、ぜひ試してみて欲しいです。
と思う方もいるかもしれません。
ですが、雑用も捉え方によって『自分の見せ場を作れる貴重な仕事』になります。
一見キラキラしてない泥臭い仕事は、全体像が見えたり、より良くするための問いをもつ大きなキッカケになるからです。
たとえば、コピー用紙の入れ替え一つとっても、
- 会社のどこに何があるかわかるようになり
- それを新人さんに教えられるようになり
- ちゃんと伝わらず教え方を工夫するキッカケを持てたり
- そもそも用紙使わないように経費削減方法を考えたり
そんな風に、改善する視点を磨くいい経験になります。
これは今の会社だけでなく、転職した先の会社にも応用できます。
また、大きな仕事は小さな仕事の集合体。だからこそ、小さなことを一生懸命できないと、信頼を勝ち取れず大きな仕事を任せてもらえないもの。
どんどん覚えるほど、点が線となり、会社がどのように動いているかが見えてきてます。
すると、自分がどう動けば周りの人に喜んでもらえるかが感覚でわかってくるようになり、信頼を勝ち取っていくことができます。
仕事ができる人に自分から近づいてみる
なぜなら、仕事ができる人と一緒にいる時間を増やせば
- 普段どんなことを考えているか
- 普段どんな判断基準で物事を判断しているか
- 普段どんな行動をしているか
これらを体感して「仕事ができる人の感覚」をインストールできるからです。
一般的に仕事ができるようになるには、仕事のやり方(How to)を教えてもらったり、学ぶことに重点が置かれがちです。
ですが、実は仕事ができる人と一緒にいる時間を増やして「感覚をつかむ」方が仕事ができるようになるスピードは圧倒的に早いのです。
なぜなら、人には『他者の真似をするよう自分の行動に働きかける仕組み』があるからです。これは神経細胞の一つで共感細胞と呼ばれる「ミラーニューロン」が持つ機能です。

たとえば、
- 夫婦は似てくる
- 目の前の人のあくびがうつる
- 暗い話を聞いて、暗い気持ちになる
- 肥満な人は家族全員肥満なことが多い
- 映画を見て悲しい気持ちになり涙を流す
このような現象は、すべてミラーニューロンが作用しています。
つまり、脳の特殊な細胞が他の人が感じてることを把握しようとして、相手を模倣するんですね。
自分以外の理想の誰かを演じるつもりで仕事をする
これを『Fake it(フェイクイット)』と言います。Fake itとは、
Fake itは社会心理学者のエイミー・カディ氏が 、「ボディランゲージが人を作る」という講演で紹介しています。
『役になりきる(演じ続ける)』ことが重要な理由。それは演じているうちに、その人の仕事感覚がわかるようになるからです。
すると、仕事ができない自分なりの考え、判断基準、行動を捨てられます。その結果仕事ができるようになっていきます。
一番は、『具体的にイメージできる職場にいる仕事ができる人』です。具体的にイメージできるほど、身体は脳がイメージしたものを現実にしようとします。
たとえば、お茶を飲むときも「お茶を持って椅子に座り、お茶を口に運ぶ」というイメージを事前に作り、そのイメージを実現するために体が動いています。
つまり、人が行動するときはいかなる時もイメージが先行しているのです。
そしてイメージは、自分自身に抱いてるイメージ(=セルフイメージ)にも当てはまります。
セルフイメージを形づくる「繰り返し」と「インパクト」
ところで、セルフイメージは
- 繰り返し(何度も繰り返して経験したこと)
- インパクト(衝撃的な経験をしたこと)
この2つによって、記憶に深く刻まれイメージが作られています。
しかも記憶に刻まれるのは、経験・体験したことだけでなく、経験や体験からくる「思い込み」も一緒に刻まれます。
たとえば、小さい頃から他者に
と繰り返し言われ続けていると、
という思い込みが作られ、プラスのセルフイメージとして記憶に刻まれます。
逆に、友人から冷たい言葉を言い続けられたり、いじめにあったなど辛い(インパクトある)経験をすると、
という思い込みが作られ、マイナスのセルフイメージとして記憶に刻まれます。
つまり、
- 「無口な人」だと思われてたら、だんだん無口になる
- 「誠実な人」だと思われてたら、だんだん誠実な人間になる
- 「真面目な人」だと思われてたら、だんだん真面目な人間になる
- 「仕事ができない人」だと思われてたら、だんだん仕事ができない人間になる
という風に、『周りが持つ印象通りの自分へ変わっていく』のです。
実は、この現象を証明する面白い実験がアメリカで行われました。
人はイメージで行動が変わる – スタンフォード監獄実験
かつてアメリカのスタンフォード大学で「スタンフォード監獄実験」という心理学の実験が行われました。
※上記の映像は、2015年に公開された『プリズン・エクスペリメント』というスタンフォード監獄実験を映画化したモノです。
スタンフォード監獄実験は、刑務所を舞台に普通の人が特殊な肩書きや地位などの役割で行動が変わるのかを証明しようとした実験です。
新聞広告などで普通の大学生を募集し、心身ともに健康な21人に以下のような役割を与えました。
- 看守役:11人
- 囚人役:10人
実験のリアリティを高めるために、囚人役は警察の協力の元、本物のパトカーと警官によって逮捕され、実験用の刑務所へ連行。
囚人役には普通の囚人と同じように牢屋に入ってもらい、囚人のような生活。そして、看守役にはその囚人達の監視を一週間やってもらったのです。
初めは、囚人・看守ともに仲が良かったものの、日が経つに連れて恐ろしい現象が起き始めました。
看守役はだんだんホンモノの看守のように囚人に威圧的に振る舞い始め、一方で囚人はだんだん看守役に不満を募らせていったのです。そして最終的には、看守役の行為がエスカレート!囚人へ精神的虐待を繰り返すことに。
その結果、学生たちの精神状態があまりに危険な状態に追い込まれ、予定していた2週間の実験は途中で中止となりました。
この実験で分かったことは、
- 「囚人」という役目を与えられると、だんだん囚人らしくなっていく
- 「看守」という役目を与えられると、だんだん看守らしくなっていく
ということです。
Fake itで新しい自分へ変わっていく
Fake itは身近なもので言えば、「高校デビュー」とか「大学デビュー」も同じようなものです。高校・大学デビューは、過去の自分を丸ごと捨てて、新しい自分へと生まれ変わる行為です。
これを職場にいる理想の人や理想の人物に置き換えて、自分自身に適用するのです。
今はネットでいろんな人と瞬時につながれます。SNSやネット検索で理想の仕事ができる人を探してみましょう。
探したら、その人をフォローして、投稿やメルマガ、書籍を読んだり、開催している講座に入ってみたりして、その人につながる時間を増やすのをお勧めします。
また、偉人、ドラマ、アニメの登場人物になりきり、仕事をしてみるのも一つの手です。
この局面…
- 吉田松陰ならどうするだろうか?
- 半沢直樹ならどうするだろうか?
- 煉獄杏寿郎だったらどうするだろうか?
今までの自分の基準(思考・行動)を一旦置いておいて、自分を役者に見立てイメージして、理想のキャラクターを演じきってみるのです。
理想の人が職場や身近にいない時は、架空のキャラクターを創造する
とは言え
という声が聞こえてきそうですね。
そんな方には、次の方法をオススメします。
-
STEP1自分が過去影響を受けた人物を3人以上ピックアップピックアップする対象は誰でもOK。たとえば、漫画のキャラクターや歴史上の偉人など、自分が影響を受けた人物を書き出します。
-
STEP2ピックアップした人物にになぜ憧れるのか・心惹かれるポイントを書き出すピックアップした人物のどこに魅力や憧れを感じてるのか書き出します。性格、考え方、行動、しぐさ、思想など、琴線に触れたところはすべてです。
-
STEP3書き出した人物たちの共通点を探す書き出した人物たちの共通点を探して書き出します。
-
STEP4抽象的な架空の人物を作って名前をつける共通点をまとめたら、その共通点をすべて持つ架空の人物を作り、名前をつけます。
-
STEP5架空の人物になりきってみる架空の理想の人物を作ったら、その人にFake itして(なりきって)みる。
この5つのステップを実践すれば、オリジナルのFake itキャラクターをつくることができます。
イメージで言えば、漫画「ヒカルの碁」で、ヒカルのアドバイザーを務める『藤原佐為(ふじわらの さい)』がいるようなイメージです。
迷い・不安・悩み・何か一歩踏み出せないないとき、この架空の理想の人物(自分のアドバイザー)なら…
- どう考える?
- どう行動する?
- どんな言葉をかける?
そんな風に、架空の人物になりきってやってみます。(役者になったつもりで、その架空の人物の演じる感じ)
心をマネジメントする|感情を味方にしてフロー状態で過ごそう
なぜなら、人は一方通行で考える特性があるため、ポジティブ(プラス)とネガティブ(マイナス)を同時に感じれません。
普段からネガティブにフォーカスし続けると、どんどん心はネガティブに染まり、「仕事ができない自分が辛い」という状態から抜け出しづらくなってしまいます。
ただそうは言っても、ネガティブに考えるのは誰にでもあること。そもそもネガティブを100%避けるのは不可能です。
そこで採用をオススメしたいのが、心理学者ミハイ・チクセントミハイの提唱する「フロー理論」です。
人には2つの状態があります
ノンフロー ![]() |
フロー ![]() |
---|---|
状態 | |
不機嫌 【多い】ネガティブマイナス |
ご機嫌 【多い】ポジティブプラス |
「仕事ができない自分が辛い」という状態は、上記でいうと「ノンフロー」にあたります。
そしてその状態から抜け出すためには、『ノンフローになったとき、いかにすぐフロー状態に戻せるか』が鍵を握ります。
では、どんなときにノンフロー状態になってしまうのか?
まずはそこから押さえましょう。
普段どんなときにノンフローになるのか?
ノンフロー状態になる代表的なものが以下のとおりです。
- 完璧主義(完璧な結果を求めすぎる)
- 余計な意味づけをする
- 自分 or 他人を責める
- 過去や未来のことをゴチャゴチャ考える
- 自分のことばかり考える
完璧・100%を求めていると、それができなかったときに「自分はなんてダメだなヤツなんだ」と気持ちがバッドになります。
朝起きるぞと決めたのに起きれなかったとき、「自分はどうせ根性がないんだ」と意味づけしたら、気持ちがバッドになります。
自分と周りを比較して「自分はなんてダメなヤツだ」と自分を責めたり、「なんで俺ばっかりこんな目に…あいつのせいだ!」と、他人を責めたりすると気持ちがバッドになります。
やってしまったミスや失敗(過去のこと)をゴチャゴチャと考えたり、まだやってもないこと(未来)に不安や心配を抱えすぎると、気持ちがバッドになります。
自分のことばかり考えてると、突然の割り込み作業や計画通りに進まないときに、気持ちがバッドになります。
では逆に、「フロー状態」にするにはどうしたらいいのでしょうか?
フロー状態になるには
-
STEP1自己肯定感を育てる自分を許す・認める
-
STEP2ノンフロー状態をリセットする口癖とフロー状態に入る口癖をつくる脳の扁桃体を不快→快へと切り替える
-
STEP3自分で自分をご機嫌にしていく環境(衣食住)を整えて、自分をご機嫌な状態にしていく
それでは一つずつ、見ていきましょう。
自己肯定感を育てる(許す・認める)
この自己肯定感が低いと、自己否定したり、不安や心配に一喜一憂して前に進めなくなります。逆に高ければ、どんな自分も受け入れ、肯定し、前に進むことができます。
そして、自己肯定感を育てていくための重要なキーワードが
- 許す
- 認める
です。
許すと認めるって、難しそうに思えますが、やることは至ってシンプル。
自分の欠点が原因で起きた失敗、実力が至らず周りに迷惑をかけてしまったときに、「あーやっちまった…けど、そんな自分を許す!」と言う。
自分できてないところや欠点が見えたときに「それが今の僕だ!認める!」と言う。
「許す」と「認める」をやらなかったら – 未来の自分はこうなると教えてくれたキャラ
自分を許せないと、自分の行動も制限されるし、同じように人の失敗やミス、実力がない点を許せなくなります。
「自分なんてどうせ仕事できないし価値がない」とネガティブに考え、せっかくの挑戦・成長の機会がきても、「自分には無理です」と断り、才能が開花するチャンスを失います。
それに、許せないので心の中はいつもギスギス。温かみもなく器の狭い人間になっていきます。
自分を認められないと、同じように人の長所も短所も認められず、理解不能すぎて敵に見えてきます。
相手の意見も聞き入れられず、どんどん自分の見ている世界が狭くなり、最終的に孤立です。
実はそれを疑似体験させてくれるキャラクターがいます。社会現象となっている漫画『鬼滅の刃』のラスボス鬼舞辻無惨です。
下弦の鬼の累が倒されたことが許せず、他の下弦の鬼まで殺してしまいます。(俗に言うパワハラ会議)
また、上弦の鬼の猗窩座(あかざ)が柱を倒しても、「青い彼岸花見つけてないだろ?とっとと鬼殺隊壊滅しろよ」と、認めません。
恐怖による支配でしか人とのつながりがないのです。結果、最後まで孤独です。
ノンフロー状態をリセットする口癖とフロー状態に入る口癖をつくる
人の脳は「扁桃体」というところで、快・不快を瞬時に判断しています。
そうならないためにも、ぜひ使って欲しい合言葉が大きく2つあります。
- ノンフロー状態をリセットする合言葉を唱える
- フロー状態に入るための合言葉を唱える
ノンフロー状態をリセットする合言葉を唱える
以下の合言葉です。
- なんだ光ってるだけか、じゃあとっとと電気消すか。
- …と、さっきまでの自分は思っていた。
そのため不快の方向を向いたままだと、どんどん不快の入出力を繰り返し、ノンフローから抜け出せなくなります。
それを止めるのが、この合言葉の役割です。
使い方は簡単。たとえば、同じミスを繰り返して上司に叱られて
と自分を責める気持ちがでたら間髪入れずに、
もしくは
と言いましょう。すると不快スイッチがオンになった扁桃体を一旦フラットにできます。
自分を責め続ける(不快な状態)ときは、扁桃体がピカッと電球のように光っているような感じです。
失敗したのは過去の自分なのに、今の自分も責め続ける限り、電球(扁桃体)はピカッと光っぱなしです。つまり、余計な電気代(エネルギー)が常にかかっている状態です。
誰もいない部屋で照明がつけっぱなしだったら、ほとんどの人は消すと思うんですよ。要は、それと同じ感覚で使う合言葉です。
「仕事ができない自分が辛い」と思っているときは、悲しい・怒りなどの感情に余計なエネルギーを浪費してる状態なんですね。
だからそのまま放置しておくと、どんどん自分を責めることにエネルギーを浪費。本当にやるべきことをやるためのエネルギーもなくなってしまいます。
エネルギーがないから疲れ果てる。そして自分を責めたまま寝て、記憶の奥深くにそのことが刻まれる。
目が覚めても気持ちは晴れず、沈んだまま出社する。そして前日と同じようなミスを繰り返すことになります。
フロー状態に入るための合言葉を唱える
以下の合言葉です。
- 有り難い(ありがたい)
- 私は守られている(運がいい)
- いい流れがきている
- どんどん盛り上がってきた(なんだか楽しくなってきた)
- さぁここからだ
これらの言葉を唱えることで、扁桃体を快の方向へ切り替えられます。
西田文郎先生の書籍「錯覚の法則」では、以下のように言われています。
言語中枢である左脳で「ありがたい」というと、連動している右脳でもそれをイメージする。プラスの言葉を発することで肯定的錯覚をすることができます。
たとえば、部活動やスポーツをやったことがある人は、ピンチの場面に大きな声を出して、チームを鼓舞したことがあると思います。
あれも同じ理由で、気持ちの方向性をマイナスからプラスに切り替えれるからです。
つまり、楽しめるようにすることで心身ともにリラックスして、より良いパフォーマンスを発揮できる状態に持っていくために言ってるんです。
自分で自分の機嫌をとる
これは衣食住の【住】にも通ずることですが、ご機嫌になれる環境を整えることが重要です。
環境を整えるとご機嫌な状態をつくれる。五感にポイントを当てる。
フロー理論を仕事に応用する
フロー理論は、普段の仕事にも活用できます。まずは以下の図をご覧ください。
この図は
- 【縦軸】課題の難易度
- 【横軸】自分の今の実力
の関係性を示したものです。
自分の今の実力と課題の難易度を、黄色エリアになるようにコントロールすることで、自分のパフォーマンスを十分に発揮できるようになります。
逆に言えば、「仕事ができない自分が辛い」という状態になっているときは、黄色エリア以外にいるからなのです。つまり、実力と課題の難易度のバランスがズレていて、ストレス感じてるんですね。
なので、黄色エリアに持っていくことができれば、
- 楽しくなりイキイキする
- 無我夢中のフロー状態に入る
という状態になります。そしてその状態が続くと、どこかの段階で「ゾーン」に入ります。何もかもがトントン拍子に進んでいく状態ですね。
ゾーンに入ると
- 一瞬で適切な判断ができる
- 信じられないスピードで仕事が捗る
- 気づいたら8時間立っていたけど、疲労を感じない
などが起きます。
僕も過去、サッカーの試合中にゾーンに入った経験があります。あのときの感覚は、たとえるならNARUTOの写輪眼が開眼したような感じでした。
信じられないかもしれませんが、周りが止まっているような感覚になります。まるで自分だけ別次元の空間にいるような感じ。しかも、少し先の未来がコマ送りで見えます。
コマ送りの未来のイメージに合わせて、体を動かしていった次の瞬間…ボレーシュートがゴールを揺らし、歓喜の声が響いていました。そこで元の世界に戻ってきた感覚です。
ただ、この「ゾーン」は瞬間的なもので長く続きません。
課題の難易度の上げ方・下げ方
普段のお仕事でフロー状態を保つために大切なのが、
課題の難易度の上げ下げができるようになること
です。
自分の実力を急激に上げることは難しいですが、課題の難易度ならある程度スキルに合わせてコントロールできます。
今の仕事がカンタンすぎるなら、課題の難易度を上げましょう。ゲーム要素を付加していくのがオススメです。
たとえば、タイムアタック。今までの自分なら1時間かかっていた作業を50分でやるという設定にすると、課題の難易度は上がります。
ゲーム要素を付加するときは、いきなり難しすぎるものを設定しないことが重要です。
初めてやるゲームなのにベリーハードモードですると、難しすぎてやる気が失せるのと同じですね。
逆に、今の仕事が難しすぎるなら、課題の難易度を下げましょう。そのとき必要なのが因数分解です。
要は「これならできそう!」と思えるレベルにまで、仕事を分解するということ。
たとえば、「サイトを作って記事書いといて」と言われたら、やったことがないとパニックになると思います。
ただ、それを因数分解していくと何をやればいいかが見えてきます。
- Webサイトをつくる
- ┗ ドメインの取得
- ┗ お名前.comで「○○.com」を契約する
- ┗ サーバーの契約
- ┗ Xサーバーの最安プランを契約する
これはサイト構築のほんの一部ですが、このように分解していくのです。
もしも全然わからず自分で分解できないときは、先輩や上司に相談しましょう。
ついでに、ホウレンソウもできます。その際には、分解した内容を見せて「ここまではわかるけど、ここからは具体的に何をやればいいかわかりません」と、伝えましょう。
すると、相手にどこまで理解できているのかが伝わり、適切なアドバイスをいただける可能性が高くなりますし、ちゃんと考えてやっていることが伝わります。
すぐやる習慣を身につけ、後回し・先送り・先延ばしのクセを減らす
なぜなら、すぐにやることで仕事の流れがスムーズになり、
と、周りの方に思ってもらえるから(=印象を与えられる)です。
そこで、ぜひ実践してほしい公式があります。
思ったこと × だから(からのぉ~↑) = 反対の行動
この公式を実践していくと、「すぐやるのが当たり前」になり、後回し・先延ばし・先送りが減っていきます。
しかも、すぐやるからどんどん経験値もたまり、できないことも減っていきます。
たとえ実力不足でも、すぐやる感覚・基準が当たり前だと…
- すぐに調べる
- すぐに行動する
- 仕事仲間に相談する
などができるようになり、仕事仲間とのコミュニケーションも増えて、信頼がたまり、上司の印象もよくなり、チャンスを与えてもらう可能性が高くなります。
すぐやる習慣を身につける公式の使い方
では、どんな風に公式を使えばいいのか?
使い方はカンタンで、なんでもいいので「めんどくさいな。後回しにしよ」と思った瞬間に、
と呟いて行動に移すだけ。
普通の人は「めんどくさ」と思ったら、その通りに行動(=後回し)にします。
つまり、「思ったこと → 思った通りの行動」という公式で動いています。それは同時に「悪い流れにそのまま乗り続ける自分でいる」という選択をしているのです。
しかし、先ほどの公式「思ったこと × だから(からのぉ~↑) = 反対の行動」を使えば、今までの悪い流れを自ら断つという選択を取ることになります。それはつまり、過去の延長線上の未来から抜け出し、新しい未来を作っていくことになります。
実は、「めんどくさいな。後回しにしよ」と思った瞬間というのは、人生の岐路のようなもので、「今までの自分」から抜け出せるかどうかの成長のチャンスなのです。
この小さなチャンスを自分でモノにできるようになれば、どんどん仕事でのチャンスも自分から掴めるようになっていきます。
公式を実践する3つの重要ポイント
そしてこの公式を使う上で重要なポイントが3つあります。
それは
- ノリと勢いを自分でつくること
- すぐやる行動にはハードルが小さい行動を設定すること
- 行動までは余計なことを考えないこと
です。
ノリと勢いを自分でつくること
まず大事なのは「ノリと勢いを自分でつくること」です。
なぜなら、「めんどくさい」と思うようなことは自分にとってマイナスなものが多く、ノリと勢いを生み出さないとなかなか行動に移せないからです。
逆に人って「ノリと勢い」があれば、意外と大胆な行動ができるものです。(悪ノリという言葉があるように)
ではノリと勢いを自分でつくるにはどうしたらいいのか?
自分で自分に「合いの手」を入れるのです。カラオケとかで合いの手があると気持ちよくなるじゃないですか?ついついノリノリになってしまいますよね。
その役目を担っているのが公式でいう「だから(からのぉ〜↑)」の部分です。
たとえば、仕事から帰宅して、洗い物の溜まったシンクを見たら、大抵の人は、「めんどくさい」と思います。
そこで、「めんどくさいから後にしよう。からのぉ〜↑。すぐ洗い物する俺って最高!」という風に自分を鼓舞するのです。
朝のバタバタする時間帯でも、「ヤバイ時間がない。からのぉ〜↑。ゆっくり丁寧に準備を着実に進める俺の豊さ最高!」という風にしていく。
これをやっていくと、自分をその気にさせられるし、自信もつくし、自分の心に火を灯せるようになります。
すぐやる行動にはハードルが小さい行動を設定すること
そして次に大事なのが、「すぐやる行動にはハードルが小さい行動を設定すること」です。
ハードルを低く設定する理由は2つあります。
一つはハードルを低くしてこれなら確実にできることを繰り返すのが継続力を発揮していくための必須ルールだから。
もう一つは小さなことを積み重ねて、自分との約束を守れる自分をつくっていくため。
すぐやる習慣を身につけるには、自分自身に持っている印象を書き換えなくてはいけません。
書き換えるためには、どれだけ些細なことでも良いので「これなら確実にできる」ということを繰り返して、自分自身に「俺はすぐやる行動する人だ」という印象操作をしていく必要があります。
たとえば、洗い物を洗うか迷ったら、とにかく一枚だけ洗ってみる。
本を読もうか迷ったら、とにかく1ページだけ開いてみる(読まなくていいです)
こんな風にハードルを小さくして、これくらいなら確実にできるというものをすぐにやっていくと、どんどん弾みがついて、ポン!ポーンッ!!とノリと勢いもさらに加速し、ついつい予定より多くのことをやっています。
僕はこれを「セルフパリピごっこ」と呼んでいます。
行動までは余計なことを考えないこと
最後に大事なのが、「行動までは余計なことを考えないこと」です。
人は余計なことを考える=動かなくていい理由を作ろうとします。それは無駄にエネルギーを使いたくないからです。
たとえば、飛行機が離陸する前って、エネルギーをすごく使います。でも離陸して安定すると、長い時間飛行できます。
エアコンやパソコンなども一緒で起動時が一番エネルギーを使いますが、一度起動してしまえばエネルギーは安定します。
人も同じように、行動する前はすごくエネルギーを使いますが、ほとんどは「思考」に使われています。
たとえば「掃除しよう」と思ったら、
という風な思考が働きます。こうやってあれこれ考えているうちに、不安や迷いにエネルギー無駄使いして、行動しなくなるのです。
だからこそ、余計なことを考える暇を与えないことが大事。
余計な思考を挟まないための合言葉は「ソモサン・セッパ」
余計なことを考えないようにしようとはいえ、ついつい行動する前に余計なことを考えてしまうことってあると思います。
そのクセを減らすための合言葉があります。
ソモサン、セッパ
『ソモサン・セッパ』は漢字で「作麼生・説破」と書き、禅問答で使われる言葉です。
「作麼生(ソモサン)」は「いかに?」「どうだい?」という意味で、相手に問いかける際に使われます。
「説破(セッパ)」は「説き伏せる」「言い負かす」という意味の言葉です。つまり、問題に対して行う出題者と解答者のかけ声のことなのです。
これを自分に呟くのです。
なにか問題(たとえば、部屋が散らかっているとか)を見かけたら
という風に、自分が出題者となり自分へ問いかけ、自分が回答者となり、その問題に解答するのです。
「めんどくさい。明日やろう」と一瞬よぎったら、一旦この「ソモサン・セッパ」と心の中で唱える。
そういう習慣をつくると、自分の中でトリガーになります。
つまりやろうという気持ちになるスイッチをつくるということです。
ちなみに、目の前の問題は後回しにするほど、厄介な問題となって巡り巡って自分のもとへ返ってきます。いつかは超えなければいけない課題なので、小さいうちに対処するのをオススメします。
たとえば、大掃除もその一つ。毎日こまめに掃除してたら、大掃除って対してやることないんです。
でもずっと放置していると、チリがホコリとなり、ホコリがゴミとなり、どんどん部屋が汚くなっていきます。
そして汚い部屋が自分の心も汚くしていき、マイナス思考になり、人間関係も悪くなり、といったわらしべ長者式に巡り巡っていく。
それと同じです。
なので問題は小さいうちに対処するために、この合言葉を使いましょう。
公式を日常で実践する最良の方法
すぐやる習慣の公式を実践するうえで、一番効果的な方法。それは「家事」です。
家事は毎日好きなタイミングで、好きなだけ実践できます。しかもやればやるほど、すぐやる習慣が身につきます。
何よりも家事をオススメする最大の理由は…
『無料のものが”その人の基準”を作る』からです。
たとえば、飲食店を思い出してみてください。
飲食店では、お水、お皿、調味料、トイレ、店員さんの接客態度など、様々なサービスが無料で提供されます。
お水ひとつとっても
- 水道水をそのまま提供するお店
- 浄水したお水を提供するお店
- 浄水したお水にレモンを入れて提供するお店
など様々。
いくら星がつくほど美味しい飲食店だとしても、
- お店のトイレが公衆便所並みに汚いし臭い
- 提供されたお水が臭くて不味い
- 店員の接客態度が、度を超えて悪い
このように無料で提供されるモノやサービスの質が悪ければ、「また行きたい!」となる可能性は低いでしょう。
つまり、いくら有料のモノ(提供する料理)に力を注ぎ、質を高めたとしても、無料のモノ(料理以外のすべて)の質が悪ければ、すべてゼロ、むしろマイナスになってしまいます。
言ってしまえば、「無料のモノがそのお店の基準を作っている」のです。
この法則は何も飲食店に限った話ではなく、僕らにも当てはまります。
そう。「自分自身の基準も、無料のモノによって作られている」のです。
そして僕らにとっての無料のモノ、その代表が「家事」なのです。
家事はお金やご褒美などの報酬を頂く仕事とは違います。
だからこそ、家事(無料の仕事)を通して自分自身の仕事の基準を高めていくことができるのです
無料のモノこそ心を込めて丁寧に
どんな人であれ、仕事ならある程度はめんどくさいこともやれます。
それは報酬(お金や承認)がもらえるからです。
逆に、報酬などのメリットがなく、デメリットを強く感じることは、後回し、先延ばしにしがちです。
その最たるものが「家事」。仕事と比べたら、家事はメリットよりもデメリットのほうが大きい。
ですが、だからこそやる意味があるのです。
先ほどお伝えしたように、無料のモノが基準をつくるからです。
メリットが少ない家事を毎日当たり前にこなせることで、家事よりもメリットが大きい仕事にも活きてきます。
仕事はするけど、家事は後回しにするのは、「お金もらえるなら手伝うけど、貰えないならやらない」と言ってるのと同じなんです
無料の家事を全力で取り組めるようになると、有料の仕事の質は確実に上がります。しかも自然と。
さらに損得勘定から脱却でき、自分が思う美しい働き方にフォーカスすることになります。
頑張っても仕事ができない!仕事を辞めようか迷ったら
もしもその状況なら、仕事や職場があなたに合っていないかもしれません。
そうなると「転職」を視野にいれることも大切です。ただ、闇雲に転職するのは危険。
なぜなら無計画で転職しても
- いい人との出会い
- いい職場環境との出会い
に繋がらないからです。
もっと言えば、あなたの長所や個性を発揮できる出会いに繋がらないのです。
そこで転職活動を始める前に、あなたにぜひ知っておいてほしいことが2つあります。
- 天職を形づくる9つのC
- 人生の優先度「誰と・どこで・何を」
上記の2つを押さえて転職活動に臨めば、良い環境や良い人と出会う確率が格段に高くなるでしょう。
それでは一つずつ解説します。
天職を形づくる9つのC
実は「天職」と思える仕事に出会うには、必要な要素が9つあります。
9つの要素は以下の通りです。
9つのC | 意味 |
---|---|
Charcter | 個性・本質・才能 |
Core | 核・人生観・哲学 |
Community | 環境・チーム・仲間 |
Cast | 役割・役目・傾向 |
Culture | 文化・世界観・基準 |
Context | ストーリー・流れ・背景 |
Contents | 仕事・商品・サービス |
Credit | 信用・評価・説得力 |
「9つのC」は、1000社以上の経営者、1万人以上の現場スタッフ、マネージャー、リーダーたちと関わってきた経営コンサルタントの小田真嘉(おだまさよし)さんに教えていただいたものです。
それぞれの要素の中でも特に重要視されるのが
- キャラクター(個性・本質・才能)
- コミュニティ(環境・チーム・仲間)
- コンテンツ(仕事・商品・サービス)
この3つです。
様々な方と関わってきた小田さんいわく
自分らしく働いて多くの人たちに喜ばれている人たちは、キャラクター、コミュニティ、コンテンツが一致している。
つまり、自分のキャラクターを受けて入れてくれる(求めてくれる)環境があり、みんなの役に立つ情報提供や行動をしている。
と言われています。
これは部活動で考えてみると、3つの要素の重要性がわかります。
たとえば、運動が苦手で野球へのモチベーションも低いキャラクターが、甲子園を目指すゴリゴリの体育会系の野球部(コミュニティ)に所属したら、野球(コンテンツ)を続けていくのは難しいでしょう。
一方で、小さい頃から野球が大好きでプロ野球選手になりたい、しかも運動神経もあれば、その野球部で活躍していけるかもしれません。
僕は実際に10社以上転職し、いろんなコミュニティ(環境)・コンテンツ(商品・サービス)を提供する会社で仕事しましたが…
自分のキャラクターが活きる環境とは、なかなか出会わないものです。
では、どうしたら出会える可能性を高められるのか?
そこで重要になってくるのが、次の章でご紹介する「人生の優先度」を考えることです。
人生の優先度「誰と・どこで・何を」
実は人生全体(仕事もプライベートも)充実させるための『優先度』があります。
それは何かと言うと、
具体的にいうと
9つのC | 意味 |
---|---|
誰と | 一緒にいたい人 |
どこで | 過ごしたい環境 |
何を | やりたい仕事(職業・業務内容) |
です。
ほとんどの人は「何を」を最優先に考え、こだわるのですが、実はそれは人生を狂わせていく落とし穴なのです。
求めていた「何を」に出会ったとしても、それが違ったら別の「何を」を求めてどんどん悪循環にハマっていきます。
僕自身、そんな思いから様々な職を転々とした結果、見事にジョブホッパーになりました。
ただ、その経験を通じて言えるのは、「何を」を重視することより、「向き合い方(働き方)」が重要なんですよね。
そして「向き合い方(働き方)」を高めていくためには、そこで働く人たち(誰と)や環境(どこで)が絶対的に必要です。
たとえば、自分はプロ野球選手を目指したいと思っているのに、所属している人たちが遊びの草野球程度でいいと思っていたら、プロ野球選手を目指すのは難しいでしょう。
なんて言った日にゃ、
と草生えて一蹴されるだけ。
だからこそ、
- ①【誰と】どんな人と一緒に働きたいか?
- ②【どこで】どんな環境で働きたいか?
- ③【何を】どんな仕事をしたいか?
の順番で、自分が一体なにを求めているのかを明確にすることが必要なんです。
極端に言えば、「誰と」「どこで」の2つさえマッチしていたら、興味なかった仕事でも、周りの影響で感化されて、次第に熱心に仕事に打ち込むようになります。(人は場の力を受けるからです。)
なので、ぜひ一度考えてみてください。
また、仕事を辞める場合、その辞めたい理由によっては、転職しない方がいい場合もあります。
以下の記事で、仕事辞めたいという理由に対する対処方法をご紹介していますので、ぜひ読まれてみてください。
まとめ
最後にこの記事のまとめです。
今回は
というテーマでお送りしました。
このテーマをお伝えするために、以下のお話をしました。
- 仕事ができない人の定義
- 仕事ができない人の特徴
- 仕事ができない人から抜け出す解決策
- それでも仕事ができないときは
この記事では、僕自身「仕事ができなすぎて辛い」という状況から抜け出すために、10年の歳月で実践&学んできたことを共有させていただきました。
紹介した方法を一つでも実践していただければ、きっとあなたも「仕事ができない人」から「仕事ができる人」という印象を与えることができるようになるはずです。
なぜなら、ポンコツ仕事人だった僕も、周りに喜んでいただけるようになれたから!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
