この記事にたどりついたあなたは、モヤモヤした不安を抱え、『会社や仕事を辞めたい』と考えているのかもしれません。
まずこれだけ言わせてください。モヤモヤした不安があるのは、恥ずかしいことじゃありません。
むしろ自分の人生としっかり向き合うと決めたからこそ、生まれるものだと僕は思っています。
そして今、人生の分岐点に立つあなたに重要なのは…

『どの道を進むか選択を間違えないこと』です。
今の会社や仕事を辞めるのは、実はカンタンです。ただ、その選択によっては「失敗した…」と感じる人もいます。
転職に特化した匿名相談サービス『JobQ』の転職意識調査によると、転職に「成功した」と感じた人は全体の3割と言われています。
転職に失敗すると、これまで当たり前だった人生が180°変わり、
- 早く転職先を決めたいと焦り、希望よりも低い給与で転職してしまったり
- 転職後、すぐに採用職種以外の仕事をすることになったり
- 一日8時間労働が、倍の16時間労働になったり
- 転職したのに、前と同じ業務をやることになったり
- 前職と正反対の職場に転職したけど、馴染めなくて前職の方がよかったと思ったり
さまざまな失敗で人生を彷徨う人もいます。
だからこそ重要なのが、辞めたい理由を明確にすることです。
なぜなら、辞めたい理由によって取るべき対処方法が変わってくるからです。
たとえば「仕事辞めたい」にも
人間関係に悩んでる ![]() |
低い給料に悩んでる ![]() |
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この両者では、同じ悩みでも『とるべき選択と行動』が変わってきます。
人間関係が悪く精神的に限界なら転職するしかないし、低い給料が不満なら昇給交渉や副業で、転職せずに現状を変えられる可能性があります。
辞めたいと思う理由によって、対処方法がそれぞれ違う。だからこそ、あなたが辞めたいと思う理由を知ることが最優先です!
僕は10年間で10回以上の転職を経験しました。
世間一般では、転職回数が多い人を”ジョブホッパー”と呼びますが、まさに僕もその一人。
「仕事にやりがいを感じない」という理由はあったものの、その理由に対する対処方法を間違った結果…先ほどお伝えしたように人生を彷徨っていました。
ひどいときは、一日一食のみそ汁生活、仕事のストレスで全身に蕁麻疹ができました。当時は死ぬかもしれないと思えるほど、心身ともに不安定な生活を送ることもありました。
そんな僕も数々の失敗経験のおかげで、今では対処方法がわかり、心身ともに不安定な生活が一変。以前よりも明るく楽しい仕事生活へ変わったのです。
たとえば、
- ノー残業で家族と過ごす時間が増え、息子の成長を見られる機会が増えた
- 自分の存在価値を認めてもらえるような環境に巡り合えた
- 今までの苦労が報われる働き方ができるようになり、社内で評価されるようになった
- 会社の不平不満ばかり言う人間関係から、切磋琢磨できる人間関係に囲まれるようになった
- 心身ともに限界で笑えない日々が、楽しくてついつい笑いがこみ上げる日々になった
などへ変わっていきました。(ちなみに、まだまだ上を目指しています。)
不器用な僕は、『しなくていい失敗』をたくさん経験してきたと思います。その結果が10年と10回以上の転職歴です。
そこでこの記事では、「会社を辞めたい」と思う人が、僕のような失敗にはまらず、よりよい選択で少しでも幸せな人生を送れるために…
「会社(仕事)辞めたい」と思う人の抱える悩みと、その対処方法について共有したいと思います。
当時「仕事辞めようかな」と悩んでいる自分が目の前にいたら、「これは伝えねば!」と思うエッセンスを、ギュッと詰め込んでいます。

画像出典:https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/19432.html
本章で取り上げた退職理由は、10,074名の回答が集まったエンジャパンの「退職のきっかけ」というアンケートを元にしています。
また、もしも次の症状があるなら、ぜひ本記事をお読みください。
この記事をオススメする人
- 仕事にやりがいや希望を見いだせない
- ベルトコンベアのように、ただ流れてく日々に疑問を感じる
- 朝起きると憂鬱でため息が出る
- ふと「自分は一体何がやりたいのだろう?」と考えてしまう
- 漠然と「仕事を辞めようかな…」と思ってしまう

10年間で10職以上の転職経験を持つキャリアアドバイザー。多くの転職経験を通じて、「どんな仕事(内容)をするか」よりも、「どんな働き方(向き合い方)をするのか」かが手にする成果や人生の幸せを決めることに気づく。現在は「仕事辞めたい」と悩む人に向けて、働き方が変わり、市場価値の高い輝く仕事人になるための情報発信をしている。
Contents
- 1 「仕事辞めたい…」と思う理由ベスト10と対処方法
- 2 「仕事辞めたいは甘え?」辞める辞めないを見極める5つの判断基準
- 3 「仕事辞めたい…」と思ったらやるべき16の行動
- 3.1 休みをとり、自然の多いところでリフレッシュする
- 3.2 自分へのご褒美を用意する
- 3.3 合わない人と距離を取る
- 3.4 キャパオーバーの仕事を断る練習をする
- 3.5 部署異動や業務内容を変えてもらえないか上司や人事部に相談する
- 3.6 社外の人と交流を持ち、視野を広げる
- 3.7 尊敬できる人に悩みや不安を相談する
- 3.8 気持ちが切り替わる言葉や、好きな偉人や有名人、憧れている人の物語に触れる
- 3.9 考え方や捉え方の幅を広げる本を読む
- 3.10 仕事の目的を明確にする
- 3.11 達成しがいのある目標を立てる
- 3.12 仕事場の定義を変えてみる
- 3.13 仕事をゲームや遊びに見立てて工夫する
- 3.14 仕事ができる人、楽しそうに仕事をする人を徹底的に真似する
- 3.15 本気で仕事に取り組み、誰もが見てわかる成果・実績をつくる
- 3.16 うまくいったこと/うまくいかなかったこと/感謝したこと/学んだこと/褒めたいことをノートに書いて記録する
- 4 「仕事辞める!」と決めたらやるべき5つの行動
- 5 まとめ
「仕事辞めたい…」と思う理由ベスト10と対処方法
「仕事を辞めようかな…」と思うとき、どんな人でも迷いや不安は生まれるものです。
なぜなら、今まで築いてきた
- 人間関係(信頼関係)
- 実績・成果
- 給料・ボーナス
- 会社の環境・風土
- ライフスタイル
これらをすべて手放さなければいけないからです。
でも安心してください。会社を辞めることに迷うのは、あなただけではありません。
世の中には「会社(仕事)辞めたい」と思ってる仲間は、意外とたくさんいます。
そこでこの章では、会社を辞めたいと思っている仲間たちが一体どんな悩みを持っていたのか?そして、僕の経験談を元にした対処方法をご紹介したいと思います。
「会社を辞めたい」と思う具体的な理由さえわかれば、何かしら対処方法が取れ、不安が少し楽になりますからね。

画像出典:https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/19432.html
本章で取り上げた退職理由は、10,074名の回答が集まったエンジャパンの「退職のきっかけ」というアンケートを元にしています。
これからご紹介する10個の理由で、「自分はこれかも!」と感じたものがあれば、タップして読んでみてください。
仕事内容にやりがいを感じない
こんな問題があると、今の仕事にやりがいを感じるのは大変かもしれません。
現に「やりがいを感じない」と不満を持ち退職を考えた人は、エン・ジャパンの「退職のキッカケ」によれば、10,074名のうち41%もいます。
また、9,000名に聞く「仕事のやりがいと楽しみ方」調査では…
なんと、仕事にやりがいは必要と回答した人は96%!
仕事にやりがいが必要な理由には、次のようなものがありました。
- 仕事そのものが充実するから
- 自身の成長感を得たいから
- 自分の存在価値を感じるから
- 仕事の充実が成果や報酬につながるから
- 毎日の出社が楽しくなるから
つまり、多くの仕事人にとって「仕事のやりがい」は、日々の充実(幸せ)につながる重要な要素なのです。
仕事の幸福度は人生の幸福度・人間の寿命に影響を与える

人生という大きな視点で見ても、仕事のやりがいは重要な意味を持ちます。
なぜなら、仕事の幸福度は
- 人生の幸福度
- 人間の寿命
にも影響を与えるからです。
世界随一の世論調査会社ギャラップが50年以上かけ、150ヵ国での調査結果を分析した書籍「幸福の習慣」によると…
仕事の幸福度が高い人は、低い人に比べて「すばらしい人生を送れてる」と思う割合が、なんと2倍も高いそうです。
さらに、1958年にギャラップ社の創設者ジョージ・ギャラップが行った調査によると、人が90歳以上長生きできるかどうかは「仕事の幸福」次第だということが明らかになっています。
この調査は、95歳以上のアメリカ人を何百万人もインタビューしたもの。
1950年代のアメリカでは、男性は平均65歳で仕事を引退しますが、95歳以上長生きしてる人は、平均80歳まで働いていたそうです。
驚くべきことに、93%の人が「仕事に非常に満足していた」、86%の人が「仕事がとても楽しかった」と答えたそうです。
あなたの
- 人生の幸福度
- 人間の寿命
この2つに大きな影響を与えるのが「仕事」である以上、やりがいを感じなければ、辞めようと思うのも無理もありません。
ただ…
とは断言できません。
なぜなら僕自身、やりがいある仕事を探して「10年間彷徨った経験」があるからです。
だからこそあなたに、10年間と10回以上の転職経験で気づいた「仕事のやりがい」について、これから重要なことをお伝えします。
それさえ押さえておけば、誰かや職種にやりがいを与えてもらうのではなく、どの職種・職場であれ、あなた自身でやりがいを生み出せる人にきっとなれると思います。
ただ、その話の前に「そもそも『仕事のやりがい』とは一体なのか?」そこから一緒に考えてみましょう。
仕事のやりがいとは?
一般的にやりがいとは、
を意味します。
つまり、仕事のやりがいとは「やったかいがあったな」と、充足感・手応え・張り合いを感じるかどうか、ここが重要なポイントになってきます。

上記図のように、人には
- やることが簡単すぎると、退屈で無気力になる
- やることが難しすぎると、不安でパニックになる
という性質があります。
たとえば、プレイしたことがあるゲームを思い出してみてください。
いくらゲームは楽しいといっても、イージーモードばかりだと楽勝すぎて張り合いがなく、退屈に感じると思います。
ですが、一気にベリーハードモードに変えると、なかなか敵に勝てず、充足感どころかイライラしてくるはずです。
- ある物事とあなたの能力のバランスが釣り合っている(図解の黄色エリア)
- そこに労力(エネルギー)をかける
- 何かしら期待する結果が返ってくる
上記の3つが満たされて、初めて感じれるものなのです。
そして「期待する結果」は、9,000名に聞く「仕事のやりがいと楽しみ方」調査を元に考えると、大きく分けて次の3つです。
- 労力に見合う報酬(お金・評価・感謝・達成感)
- 自己成長(スキルアップ・苦手克服)
- チャレンジ(新たなステージへの挑戦)
この3つの要素のうち、どれか一つでも得られると「仕事のやりがい」を感じれるのです。
そこで、次の章では10年の歳月と10回以上の転職経験を通じて、上記の3つを得て「仕事にやりがいを感じる5つの方法」をご紹介したいと思います。
仕事にやりがいを感じれた5つの解決法
仕事にやりがいを感じれた方法は、次の5つです。
- 仕事のやりがいを見つける考え方をインストールする
- 目的をハッキリさせ、少し高い目標を設定して、達成するように行動する
- 新しいこと・やったことないことに挑戦して、自分の世界を広げていく
- 頼まれたことに一手間加えて、期待を超え続ける
- 今の仕事を再定義する
この5つをやると、仕事に何かしらやりがいを感じれるようになるはず!
では一つずつ見ていきましょう。
仕事のやりがいを感じれる考え方をインストールする
仕事のやりがいを感じれるようになるために、まず押さえておくべき考え方があります。
それは
「やりがいある仕事(内容)を探す」よりも、「やりがいある働き方(向き合い方)をする」ほうが重要
という考え方です。
要は、誰かにやりがいを与えてもらうのではなく、自分でやりがいを生み出していけることが重要だということ。
なぜなら、職種Aにやりがいを感じてる人が多いからといって、「きっとその仕事はやりがいがあるに違いない!」とは言えないからです。
たとえば、転職・求人dodaから発表された仕事満足度ランキング2020の1〜5位までをみると、
だと言われています。
ですが、これらはあなたの向き不向きや興味・関心の有無、持っている才能・個性・周囲の環境などを考えると、参考にはなるけど、一概に「やりがいがある仕事」だとは言えません。
また、マイナビニュースによると、
好きなことを仕事にしている人は約4割という結果もあります。自分にとってやりがいある仕事を見つけるのって、結構難しいんです。
ただ、どんな仕事であっても、働き方を変えることで「やりがい」を感じれるようになることは可能です。(やりがいある仕事を探すよりも確率高いです)
恋愛でいえば、最初から超タイプだったわけじゃないけど、一緒に過ごす中で魅力的なところを見つけて、気づいたら好きになってた。ってあるじゃないですか?
それと同じようなもので、仕事にやりがいを感じてる人は、ほとんどが最初から「やりがいのある仕事」をしてた訳じゃなくて、「やりがいを感じれる働き方が上手」なのではないかと思います。
そこで次の章では、「やりがいある仕事だったわけじゃないけど、働き方を変えて、国宝級の日本人になったある女性のエピソード」を一つご紹介したいと思います。
仕事にやりがいを見いだす – 世界一の清掃員 新津春子さんのエピソード

画像出典:http://www.jatec.co.jp/house-cleaning/
新津春子(にいつ はるこ)さんという、「世界一の清掃員」と呼ばれる女性がいます。
新津さんは
- 技能選手権・最年少で日本一
- アジア各国で「国宝級日本人」と称賛
- 道徳の教科書に掲載されたカリスマ清掃員
といった輝かしい経歴をお持ちです。
と思う方もいるかもしれません。
実は意外なことに、新津さんは清掃の仕事に最初からやりがいを感じてたわけじゃないんです。
中国生まれで日本人残留孤児2世にあたる新津さんは、17歳の頃に日本に一家で引っ越すことになりました。当時は中国でも日本でもいじめに合い、自分の今場所がないと感じていたそうです。
日本に戻ってきたものの、両親もすぐに定職につけず、新津さんを唯一雇ってくれたのが「清掃のお仕事」でした。
早朝も深夜も働き続け生活費を稼ぐも…社会的な位置が低い印象の「清掃員」に向けられる視線の冷たさに、言いようのない思いを抱いたと言います。
自分の存在も認められず、居場所のない自分。何を縁(よすが)に生きていけばいいのか…当時はそう思ったそうです。
そんな新津さんは23歳の頃に、汚れや洗剤のことでわからないことがないという業界のエキスパート「鈴木さん」と運命的な出会いを果たします。
そして熱血指導を受けるうちに、清掃の仕事に少しずつ面白さを感じるようになった新津さんはいつしか…
と、前向きに考えるようになりました。しかし…
どれだけ仕事を頑張っても、どれだけ技術を高めても…新津さんは鈴木さんに褒められませんでした。
いつも返ってくるのは…
「もっと心を込めなさい。」
「ここまでやっていて、なんで認めてくれないのよ」ってよく話していたんですよね。「これ、何がいけないんですか」って。
認められたいのに認めてもらえず、何度も鈴木さんに反発したことがあったそうです。
ただがむしゃらに学び続けて、3年がすぎたとき…新津さんは鈴木さんに清掃員の全国大会への参加を打診されます。
腕に自信のあった新津さんですが、ふたを開けてみると結果は2位。一体自分には何が足りないんだ…と思ったそうです。
ある日、鈴木さんが新津さんの清掃作業を止めて、こう言ったそうです。
「心に余裕がなければ、いい掃除はできませんよ。」
自分は綺麗に掃除したからきれいですねって、これただの自己満足ですね。
これは誰が判断するのか。判断するのは依頼してくれた人。依頼者が綺麗と思いますか?って言われちゃった。
新津さんは、そのとき初めて、これまで鈴木さんに言われ続けたことの意味がわかった気がしたそうです。
いくら技術だけを磨いても
- その場を使う人を思いやる気持ち
- 邪魔にならない身のこなし方
- 見えない箇所や匂いまで配慮する
そういった仕事に対する『姿勢(向き合い方)』が大切なのだということに。
そして鈴木さんとの2ヶ月の猛特訓後、見事に全国大会で日本一に輝きました。新津さんは鈴木さんに結果を知らせる、と意外な言葉が返ってきたそうです。
「優勝するのはわかってましたよ。」
これまで一度も認めてもらえなかった新津さんは、「やっと認めてもらえた」と、嬉しくて涙を流したと言います。
それから間も無くして…
新津さんは『一つの変化』に気づきます。
心を込めて掃除すると、利用者から「ご苦労さま」と声が返ってくるようになったのです。
その言葉一つ一つが、これまで居場所がないと感じていた新津さんにとって光となり…
「清掃こそ私の居場所だ!」
という仕事への強いやりがいと誇りにつながったそうです。(いわゆる”天職”になったのです)
新津さんのエピソードから言えるのは、やりがいのある仕事が周りも自分も豊かにしてくれるのではなくて、周りも自分も豊かにする働き方がある、ということ。
目的をハッキリさせ、少し高い目標を設定して、達成するように行動する
明確な目的と少し高い目標の2つ、そして目標を達成するように行動することで、やりがいを感じれるようになります。
なぜなら、
- 労力に見合う報酬(お金・評価・感謝・達成感)
が得られるからです。(主に達成感が得られます。)
また、人は知的で怠惰で楽したい生き物。
目的がなければ、周りの楽な方に流され、気づいたときには自分の望まない人生を歩む不幸な目に遭います。
逆に、目的があっても通過点となる目標と行動がなければ、絶えず現実の自分や周囲への不満にかられ、「チャンスに恵まれてないだけだ」と不幸な目に遭います。
周りの人を思い出してみて、こんな人いませんか?
- やりたいこともなくダラダラしてるくせに、人の夢は一丁前に否定する人
- Bigになると言いつつ、家でYouTubeやゲームばっかして過ごしてる人
とか。(この生き方が悪いと否定してるわけじゃありません。僕も昔はそうでしたから)
いわば、目的は自分を燃やし続けるための「燃料」で、目標と行動は進み続けるための「エンジン」のようなもの。だから、どちらもないと人生の歩みが止まるんですよね。
じゃあ、どんな目的・目標を設定すべきなのかというと…
目的には、自分の熱量が消えないように、『自分の実力は無視して、実現できるかわからないくらい壮大な目的』を設定することが重要です。
そして、目標には、勢いをつけ日々前進するために、『これくらいなら無理なく確実にできる』と思えるものを設定することが重要です。
たとえば、
- 海外でバリバリ働く仕事人になる
- 社長から直々にヘッドハンティングされる人財になる
- 全業種業界で役に立てる男になる
- 1時間かかっている作業を50分で終わらせる
- 嫌いな上司のいいところを1日一つ見つける
- 読書習慣をつけるために一日1ページ、本をめくる
など。
ただし設定する目的・目標は、誰かに言われたものはNG!必ず『自分自身』で設定しましょう。
なぜなら、誰かに決められたことはやる気がでないし、最低限のパフォーマンスしか発揮できないからです。
仕事にやりがいを感じていないなら、なおのこと。自分の意志で目的・目標を決めましょう。
自分自身で設定した目標を日々クリアしていくと、どんどん達成感が得られ、仕事にやりがいを感じれるようになります。
新しいこと・やったことないことに挑戦して、自分の世界を広げていく
未経験の新しいことへ挑戦したり、新しいことを取り入れて成長したり、自分の世界を広げることで、やりがいを感じれるようになります。
なぜなら、
- 労力に見合う報酬(お金・評価・感謝・達成感)
- 自己成長(スキルアップ・苦手克服)
- チャレンジ(新たなステージへの挑戦)
この3つのどれかは得られるからです。(特に3番が得られます)
また、人の脳には新しいことをすると
- 脳の”快”スイッチがON
- ドーパミンがドバドバと出てくる
- ワクワクして仕方ない状態になる
- 積極的に行動できるようになる
というメカニズムがあることがわかっています。
これは脳力開発で有名な西田文郎さんの著書「仕方ない理論」で紹介されています。
さらに新しいことに挑戦するほど、自分の世界(=守備範囲)が広がります。
野球で言えば、ファーストしかできない人には、ファーストしか任せられません。
でも、ファーストもセカンドもできる人は、ユーティリティープレイヤーとして任せられるポジション(=チャンス)が広がります。
つまり、新しいことに挑戦すると、自分の可能性も活躍できるチャンスも掴めるのです。
また「新しいこと」は「今よりも一歩だけ前に進むことをやってみる」でも大丈夫。
たとえば、仕事ができる苦手な上司に効率的な方法を聞いて実践してみるとか。今までの自分の古い殻を破り、自分の枠を少しずつ広げていくんです。
頼まれたことに一手間加えて、期待を超え続ける
相手からの頼まれごとで期待を超えるように、一手間加え続けることで、やりがいを感じれるようになります。
なぜなら、
- 労力に見合う報酬(お金・評価・感謝・達成感)
- 自己成長(スキルアップ・苦手克服)
- チャレンジ(新たなステージへの挑戦)
この3つのすべてが得られるからです。
また、相手の期待を超え続けると
- この人なら仕事を任せてもいい
- あなただからお願いしたい
と、今まで任されていた仕事とは違う、責任感のある仕事(次のステージ)を任されるようになります。
また、期待を超え続けることで、『自分で見せ場をつくる力』がどんどん養われます。
たとえば、月曜日に上司から「金曜日までに提案資料を作ってくれ」と頼まれたとします。
普通なら金曜日に作成した資料を一つ提出する働き方になりがち。
でも、それでは相手の期待を超えられず、せっかくの見せ場を自分でつぶしてしまうことになります。
では、どうしたら自分で見せ場を作れるのか?そのためにこだわるポイントが次の3つです。
いきなりすべてやるのは難しいので、まずは
- 速(求められてる期限よりも速く出す)
- 量(求められてる量よりも多く出す)
- 質(求められてるクオリティよりも高品質で出す)
のどれか一つにこだわってみましょう。
たとえば、
- 速さなら、次の日の朝一までに資料を作って上司に見せる
- 量なら、水曜日までに3つの資料を作って上司に見せる
- 質なら、文字と図解で見やすく読みやすくわかりやすい資料を上司に見せる
などなど。
今の仕事を再定義する
特殊な方法ですが、今の仕事を再定義するのもオススメです。
今やっている仕事の意味を再定義すると、仕事がこれまでよりも深い意味を持つようになり、意欲が高まり、やりがいを感じれるようになります。
再定義というと難しく聞こえますが、たとえば、
- 料理なら「ラーメン+餃子+ライス」 = ラーメン餃子定食
- 漫画なら「鬼+柱+呼吸」 = 鬼滅の刃
- 芸能人なら「二宮和也+相葉雅紀+松本潤+大野智+櫻井翔」 = 嵐
- 消耗品なら「ティッシュ+鼻を噛む専用+上質な保湿成分」 = 鼻セレブ
- お笑いネタなら「中島くん+中島くん+中島くん+中島くん+中島くん」=ナカジMAX
といった感じで、もともとあったラベルに新しいラベルを貼るようなイメージです。
仕事に応用するために
- 私にとっての仕事って?
- 一体なんのために今の仕事をしているの?
- 私の役目って?
といった問いを通じて、自分にとっての仕事の本質を見直していくのです。
そこで次の章では、僕が再定義を仕事に応用して、仕事にやりがいを感じるようになり働き方が変わった事例を一つご紹介したいと思います。
古物商時代に仕事の再定義をした事例
昔、僕は「古物商」をしていました。終活してる一般家庭や古物業者専用の市場で、不用品を仕入れて販売するお仕事です。
仕入れた不用品は、まぁ汚ないんですよね。(臭かったり、虫の卵があったり…)
「売上のため!」とは言え、当時は汚ない不用品をキレイにするのが、本当に苦痛でした…
だから始めの頃は
- やらされ感でいっぱい
- 最低限のパフォーマンスで仕事する
- お客様からバチギレクレーム受ける
というクズな状態でした。
そんな僕は、あることをキッカケに仕事への向き合い方を見つめ直すことになります。
それがお子さんの誕生日プレゼントを購入したお父様からいただいた悲しみの声でした。
この声をもらったとき、お父さんにヒドイことをしたと思いました。
「お父さんがヒーローになれる年に一度の機会を、家族の絆が深まる機会をつぶしてしまったんだ…」と、心底凹みました。
自分は”綺麗”だと思っていたけど、相手への心配りが足りてなかった。
と甘い考えの自分がいました。「仕入れて売ること」という仕事の一面しか見えてなかったのです。
不用品はある人にとっては役目を終え、必要なくなったものですが、ある人にとっては「これがあればもっと幸せになれる!」と思える、人生に必要なものです。
これってなんだか”雇用”と似ているなと思いました。
- 不用品 → 次の雇用先を探す求職者
- 購入者 → 求職者を採用したい企業
- 古物商 → 求職者と企業の橋渡しをする転職エージェント
その気づきをキッカケに、
【旧定義】「不用品を仕入れて販売する仕事」である
↓
【新定義】「物専属の転職エージェント」である
という風に古物商の仕事の定義が上書きされ、仕事への向き合い方に変化が起きていきました。
「売れればいい」から、「どうせなら最高の出会いをつなぎたい」、むしろそれが自分の役目なんだと思うようになったのです。
と考えるようになってから、今までの苦痛が嘘のように消え、仕事にやりがいを見いだせるようになりました。
また、不用品がただの物ではなく「人」のように感じることもありました。ある日、倒産した製材会社の電動工具がたくさん入ってきた時のことです
見た目はボロボロで色あせていて、使用感もハンパない。「これはお役目終了かな?」と思いながら電源ONにした瞬間、
「ヴィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッッッ!!」
と、まるで「まだまだ働けるぜぇっ!」と言ってるかのように動き続けるのです。そのときはまるで万物の声が聞こえるようになったのかと思いました。
そんな不用品たちが新たな主人の元へ行くときは、「これから嫁いでいく娘の姿を見守る父親」のような気持ちなったのを今でも思い出します。
僕にとって『心に染みる仕事』になりました。
さて、あなたの「今の仕事の定義」は何でしょうか?
僕のように、「古物商は、不用品を仕入れて販売する仕事」と、仕事の特徴だけピックアップしても、仕事にやりがいを見いだすのは難しいかもしれません。
そんなときは想像力をぶっ飛ばしてみましょう。モノを人だと思ったり、違う見方をしてみるのをオススメします。
ここまででご紹介した方法の中から一つでいいので、試してみてください。
きっと仕事にやりがいを持てるキッカケになるはずですから。
給料が少ない・安い
お金は、あなた(働く人)への信頼度を会社が数字にしたもの。
そのため業務内容や成果に対して給料が少ないと、「会社から信頼されてないのか?」と不満を持つのも当然です。
現に「給与が低い」と不満を持ち退職を考えた人は、エン・ジャパンの「退職のキッカケ」によれば、10,074名のうち41%もいます。
給料(お金)は、生活を豊かにするために必要なものです。だから、仕事に見合った給料をもらうのは、働くモチベーションを維持するためにも最低条件ですよね。
ただ、給与が低いから「いますぐ会社を辞めよう!」と決めるのは少し早いかもしれません。
なぜなら、転職先の給与が高いとは限らないからです。求人広告の給与が高くても、勤続年数を重ねたときに、実はあまり増えないケースもありえます。
そこで、次の章でご紹介する方法を試してみてください。
給与が少ない・安いと感じたときの解決法
給与が少ない・安いと感じたら、次の2つの方法をやってみましょう。
- 自分の業界・職種の給料平均水準を調べる
- 今の会社にいながら給料を上げる方法を試す
自分の業界・職種の給料平均水準を調べる
と感じたら、一度ご自身の勤めてる業界の給料(平均水準)と比べてみましょう。
以下のサイトからご自身の業界や職種の平均給与を確認できます。
もしも成果を上げてるのに業界平均水準より給料が低いなら、転職を視野に入れた方がいいかもしれません。
ただ…転職は時間も労力もかかり、心身ともに負担が大きいものです。
なので、転職を検討する前に、これからご紹介する方法を一度試してみてほしいです。
退職・転職せずに、今の会社にいながら給料を上げる方法3選
これからご紹介する方法を使えば、今の会社にいながら、給料アップを狙えます。
- スキルを磨く・プチスキルを組み合わせる
- 昇級に必要な資格を取得する
- 副業を始めてみる
スキルを磨く・プチスキルを組み合わせるで、希少価値の高い仕事人を目指す
今いる会社で昇給するには、『社内で重宝される希少価値の高い仕事人(=通称:レアワーカー)』を目指しましょう。
そのためにやることが、次のどちらかです。
- スペシャリスト戦略で、求められてるスキルを磨く(=1つで100%を目指す)
- ジェネラリスト戦略で、プチスキルを組み合わせる(=複数で60〜80%を目指す)
求められてるスキルを磨くときは、今いる場所(部署やチーム)で一番詳しいと思われる希少価値の高い仕事人を目指しましょう。
そうなれば、たとえ評価に厳しい会社であっても、昇給交渉もしやすくなります。
と思ったら、プチスキルを組み合わせて、総合的にこなせる希少価値の高い仕事人を目指しましょう!
「専門家ではないけど、これくらいならできる」というスキルがたくさんあると、会社で重宝され昇給できる可能性があります。
僕の場合は、ジェネラリスト戦略のプチスキルの組み合わせで昇給への道を作りました。
当時、営業職をしていた僕は、独学で学んだデザインスキルとホームページ作成スキルと販売員時代の経験を活かし、
- 会社の商品の専用ページをカスタマイズしたり
- イベントで使うチラシを自分で作成したり
- 提案資料をすべて電子化して、損益シュミレーション付きのプレゼン資料を作成したり
ということをやっていました。
上司に「営業ツール作ったので使ってください」とお願いしていったら、上司も目の色を変え、新参者だった僕に色々と仕事を任せるようになったのです。
昇給に必要な資格を取得する
「資格手当」対象の資格を取得するのもオススメです。
一度資格を取得すれば、資格手当の有効期限内は昇給になります。
まずは会社に資格手当対象の資格は何があるのかを聞いてみましょう。
僕はシステムエンジニア時代に、システムアドミニストレーターの資格を取得し、給料5,000円アップに成功しました。
取得する資格は、可能なら退職後も、将来役に立つものを取るのが理想的です。
また、もっとも資格手当が出る資格へ挑戦するのも、社内アピールできるのでオススメです。合否は別として、挑戦している姿勢を示すことに意味がありますから。
副業を始めてみる
もし副業OKなら、副業に挑戦してみましょう。
副業をやると
- 新しいスキルを習得できる
- 結果、会社の仕事の質を高められる
- 給料アップの可能性が上がる
というストーリーにつながりやすいです。
僕自身も副業経験があったから、今の仕事でも評価していただけてると感じる部分が多々あります。
しかも今は「シェアリングエコノミー」が普及し、所有する時代から共有する時代に変わったことで、いろんな形で副業が試せます。
たとえば、
などなど。
シェアリングエコノミーの完全比較をしたサイトはこちら。すごい数のサービスがありますので参考までに見てみてください。
いろんな手段で副業ができる時代ですが、数あるサービスの中で、僕がオススメするのは次の2つです。
- 【スキルなし】 → 不用品を譲る(販売する)
- 【スキルあり】 → 自分のスキルを販売する
【スキルなし】不用品を譲ろう(販売しよう)
そんな方は『不用品を譲る(販売)』ことから始めてみましょう。
不用品は、ゴミとして捨てがちですが、捨てずに欲しいと思っている人へ譲る(販売する)と、お金も増えて、断捨離にもなるしいいですよ。
と思うような商品も、実はお金になります。(求めている人は必ずいます)
古物商時代の話ですが、使用途中の鉛筆ですら売れました。(100本くらいで2,000円で売れました)
この経験は個人的にかなり衝撃でした!
だって、半分しか残ってないものや、絶対に噛んでると思われる鉛筆が売れたんです。
不用品はもともと需要があったものなので、基本的には何でも売れます。(ちゃんと検索で見つかるようにすれば)
また、他の方法としてメルカリ・ヤフオク・ジモティーで仕入れて、販売するのもあり!
僕はシステムエンジニアの頃、自宅や実家の不用品販売と仕入れたメンズの国内ブランドの服をヤフオクで販売していました。
そのときは週に一度発送するようなペースで、大体月3万円〜10万円まで給料が増えました。
今でも実家や自宅で不用品が出たら、メルカリ、ヤフオク、ジモティーを利用していますし、何よりスマホさえあれば出品できるので、試してみてください。
【スキルあり】自分のスキルを販売しよう
そんな方は、クラウドソーシングなどのスキルを共有するシェアリングエコノミーサービスを利用してみてください。
ランサーズやクラウドワークス、他にもココナラやタイムチケットなどを使えば、個人のスキルを売買することで副収入が得られます。
たとえば、
- デザインできる人は、デザインを作ってあげる
- 文章書くのが得意な人は、文章を書いてあげる
- 人の話を聞くのが上手なら、誰かの悩み相談に乗ってあげる
といった感じです。
タイムチケットなら、空いてる隙間時間で自分のサービスを販売できます。忙しいけど少しでも副収入を得たい人は取り入れてみてください。
僕の場合は、隙間時間をタイムチケットで販売して悩み相談に乗ったり、SNSや海外のデザインコミュニティサイトから受注を受けたりしていました。
「海外の人とやりとりしたい」という興味本位で始めて、イギリスやインドネシアの方から仕事をいただけた貴重な経験ができました。
自分の世界(視野)を広げるついでに、こういったサービスを利用して、スキル売買をやってみてください。
ほとんどのものは、売買後に手数料が発生するくらいで、そのほかの利用料金はかかりませんから。
将来性に不安を感じる(経営が不安定)
僕は以前、上記のような問題がある会社にいたのですが、将来性にめちゃくちゃ不安を感じました。
「企業の将来性に不安を感じた」ことで退職を考えた人は、エン・ジャパンの「退職のキッカケ」によれが、10,074名のうち36%もいます。
SNSのたった一つの投稿で、会社の信頼が失われ、倒産に追い込まれるような時代です。
しかもコロナウィルスなどの緊急事態で経済も不安定な中、今いる業界・会社の将来性が安定することはすごく難しいかもしれません。
もはや「大企業なら生涯安泰」も、神話レベルになってきました。
そもそも企業経営自体が不安定なものなので、正直変化の激しい時代で、数十年先まで安定しているかというと、誰にもわからないことだと思います。
ただ、企業の将来性という軸で考えたとき、『たった一つだけ』言えることがあります。
将来性に不安を感じるときの解決法
それは
『社員を大事にしない会社に将来性(未来)はない』
ということ。
ベストセラー書籍「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者である、法政大学の坂本光司教授はこう言っています。
会社経営とは五人に対する使命と責任を果たすための活動である
では、その5人が誰なのかというと
多くの会社は、1番目の社員は二の次で、3番目のお客様を最優先します。
ですが、日本でいちばん大切にしたいと表彰される会社は、真っ先に社員とその社員を支える家族を大切にします。
なぜなら、社員とその家族が会社に対して不平・不満を持っていたら、お客さんを感動させるような商品・サービスを提供できるわけがない、と知ってるからです。
だから、将来性に不安を感じたら、『社員とその家族を大切にする会社なのか?』という軸で、一度考えてみてください。
もしも社員を大事にせず、ただ売上のための道具として扱う会社なら、転職を考えましょう。
人間関係が悪い
などなど、世の中にはいろんな人がいます。
また上記のような人たちと関わっていると、
- 仕事の悩みや不安を話せる相手がいない
- わからないことを質問・相談できる相手がいない
と、不安を溜め込み苦しくなって、辞めたいと思うこともあるかもしれません。
現に「人間関係が悪かった」と不満を持ち退職を考えた人は、エン・ジャパンの「退職のキッカケ」によれば、10,074名のうち35%もいます。
ただ、「人間関係が悪いから会社を辞めよう」と決めてしまうのは早いかもしれません。
「こういう人嫌いだな」と思って、次の職場に行っても同じような人は必ずいるからです。
だったら、次に活かすために、一度人間関係の改善(慣れ)にトライしてみるのもいいかもしれません。
そこで次の章では、苦手な人を攻略するための考え方について共有したいと思います。
人間関係が悪いと感じるときの解決法
苦手な人がいたら、『自分の弱点を克服するチャンスだと捉える』ことをオススメします。
転職した先にも同じタイプの嫌な人・苦手な人は現れる可能性はあります。
慣れない環境で仕事を覚えながら、苦手な人たちとの人間関係を攻略するのはしんどいもの。だったらすでに慣れ親しんだ環境で、苦手な相手への耐性をつけておく方が楽だという発想ですね。
精神的に限界の方は、無理せず苦手な人と距離を取りましょう。
苦手に感じる理由を自分の弱点と考えて、「自分の弱点を克服するいい機会だ」と捉え直すと、苦手な人との関わりを前向きに考えられるようになります。
そのために、まず「なぜその人が苦手なのか?」を分析してみましょう。
その人の
- 態度が苦手なのか
- 言動が苦手なのか
- 服装などの外見が苦手なのか
を客観的に分析することで、対人関係での「自分の弱点」が見えてきます。
たとえば、「すぐ感情的になる人が苦手」だとしたら…
自分の過去を振り返ってみると、「そういえば、昔もすぐに怒ったり泣いたりする人を見ると、ついつい引いてしまっていたな」と気づけたりします。
その弱点を克服できれば、今後はすぐ感情的になる人への苦手意識が減り、普通に付き合えます。
そして、ストレスを感じることもほとんどなくなるはずです。
労働時間に不満がある(残業多い・休み取れない)
こういった状況だと仕事が苦痛に感じてしまいますよね。
現に「労働時間が長かった」と不満を持ち退職を考えた人は、エン・ジャパンの「退職のキッカケ」によれば、10,074名のうち35%もいます。
厚生労働省では、時間外労働の上限規制を設定したものの…
残業時間の上限は、原則として月45時間・年360時間とし、臨時的な特別の事情がなければこれを超えることはできません。
引用:厚生労働省 – 時間外労働の上限規制
労働時間が長いときに確認すべき2点
労働時間で退職を決意する前に、次の2点を確認してみてください。
- 周りの人に比べてあなただけ労働時間が長いのか?
- 周りの人もあなたも労働時間が長いのか?
周りの人に比べて、あなただけ労働時間が長い

仕事があなたに集中し過ぎてる可能性が考えられます。まず上司に相談してみましょう。
- 役割分担をしてもらう
- 他の人へ仕事を振りやすい環境に整える
- マニュアルやガイドラインを用意する
など何かしら対策を一緒に考えてもらい、属人化を防ぐことに注力しましょう。
ちょっと前向きに考えると、仕事が集中し過ぎるのは、あなたが仕事ができる人だと思われているということ。
ただ、仕事ができる人は重宝される反面、「自分よりも仕事ができるあなたに任せた方が早い」と思われがちです。だから、「これ自分でできるんじゃ?…」と思う依頼も回ってくることもあります。
何より仕事ができる人ほど強い責任感があります。
周りの期待に応えようとするあまり、実は無理が続き、溜まったストレスで心身ともに深刻なダメージがあったなんてことになりかねません。
SOSを出すのは気が引けるものですが、体を壊しては元も子もありません。
無理なものは無理とハッキリ伝えましょう。伝えないことには、周りはあなたの限界値がわかりませんからね。
だからまずは上司に「仕事が集中しすぎていてしんどい」と相談してみましょう。
周りの人もあなたも労働時間が長い
職場環境に問題があります。
そして、あなた一人でどうにかできるもんじゃありません。
職場の人たち全員で協力して解決していくしかありませんが、職場の人たちも現状を変える気がないなら、転職しましょう。
もしも今の会社から強制的に残業(サービス残業)を求められるなら、自分の身を自分で守れるように証拠を残しておきましょう。
勤怠カードのコピーや給与明細の保管だったり、退勤の打刻時間の調整を言われたら、それも証拠として残し、何があっても自分の身を守れるように準備をしておくようにしましょう。
仕事を頑張っても評価してもらえない
人は褒められたり認められたりするから、次の仕事も頑張ろうと思えるもの。
だから、仕事を評価してもらえないと「頑張っても無駄」「やっても意味ない」と思ってしまいますよね。
評価されないことが続けば、「仕事やめようかな」と思ってしまうのは無理もありません。
現に「評価・人事制度に不満があった」と不満を持ち退職を考えた人は、エン・ジャパンの「退職のキッカケ」によれば、10,074名のうち26%もいます。
そこで次の章では、評価を上げるための処世術をご紹介したいと思います。
評価を上げる処世術 3選
評価を上げるためには、次の3つを意識して実践するのをオススメします。
- 評価のことを考えずに、みんなが働きやすいように自分から動く
- 上司や先輩に自分が評価されない理由を聞いてみる
- 上司や経営陣が仲のいい力のある外部パートナーさんを味方につける
評価のことを考えずに、みんなが働きやすいように自分から動く
一つ目は
評価を上げたいなら、評価を気にせず、周りが働きやすいように自分から動くこと
です。
「評価をあげたいのに、評価を考えるなってどういうこと?」と思われるかもしれません。
評価をあげようと意識すればするほど、
- 評価が落ちないように自分を守る
- 周りの評価が高い人を落とそうとする
- 自分の評価が上がるように目立とうとする
という行動が出やすく、チームの空気を悪くする存在になる可能性があるからです。
それなら、周りが働きやすいように、自分ができることをがむしゃらにやったほうが、結果的に評価されやすいです。
これをまず意識しましょう。
上司や先輩に自分が評価されない理由を聞いてみる
二つ目は
思いきって上司や先輩に評価されない理由を聞いてみる
です。
聞いてみると、自分では気づかなかった盲点に気づけるし、逆に上司の盲点に気づけます。
たとえば、あなたがデザインもWebサービスも作れるスキルを持っていたとします。しかも社内でそれができる人は一人しかいません。
でも、サボってダラダラしてる同僚と同じ評価です。一体なぜなんだ?!となると思います。
そこで上司に相談すると、意外な答えが返ってきます。
これで上司はITスキルに疎かったということがわかります。これ実体験ですw
上司だからといって、スキルの価値を理解して、適性に評価できるとは限らないのです。
そういう事実がわかるだけでも、評価の際の交渉材料として使えます。
ちなみに僕の場合は、この方法で上司(副社長)の盲点に気づき、次の章でご紹介する方法を使い、昇進&給料アップに成功しました。
上司や経営陣が仲のいい力のある外部パートナーさんを味方につける
三つ目は
上司や経営陣と仲のいい外部パートナーさんを味方につけること
です。
要は、上の役職の人と仲のいい第三者から自分をティーアップしてもらうのです。
なぜなら上司やそれ以上の役職の方に「仕事のできる部下だ」「実は優秀なんだ」と感じてもらえれば、評価を上げられるからです。
ちなみに、僕はこの方法で評価を上げ、昇進と昇給に成功しました。(中小企業なら使える方法だと思います。)
売上No.1のライバル会社でECショップ運営責任者をやっていた方が独立。当時勤めていた会社にECのコンサルタントとして入ったときのことです。
その方は経営陣も一目置いている方でした。
当時の僕はECショップ運営をしてたのでその方とのやりとりが多く、コンサルタントの方が仕事しやすいように立ち振る舞いをしていたら…
ありがたいことにコンサルの方が上司と経営陣にプッシュ!
と打診していただき、入社から数年変わらなかった給料が、何と一気に6万円アップしたのです!
「あの人と仕事すると楽だ!」と思ってもらえるように、相手のためにできることをガンガンやって、あなたのことをついつい話したくなるような働き方をしてみましょう。
自分の可能性に挑戦したくなった(起業したい)
自分のやりたいことが見つかり、挑戦したいと思うことって、めっちゃすごいことです。
「他にやりたい仕事ができた」と思い退職を決意した人は、エン・ジャパンの「退職のキッカケ」によれば、10,074名のうち13%もいます。
ただ、もしも軽い気持ちで考えてるなら、注意が必要です。なぜなら、勢いで退職すると、あなたは2つの大切な物を失うから。
勢いで退職すると危険!失う2つのもの
それが
- 社会的信用
- 毎月のお金
です。 社会的信用がなくなると、クレジットカードの新規作成も、ローン関係も、仕事の受注も難しくなります。
また、いくら社内で評価されていても、独立後は会社の信用がないただの一個人。なので仕事受注の難易度が上がります。
極端にいうとボーッとしてても、会社員は毎月安定してお金が振り込まれますが、独立した途端なくなります。
しかも独立したからといって、すぐに収入が発生するとも限りません。
安定した給料で培ったこれまでの生活水準を下げ、我慢することも増えます。生活資金もなければ借金も必要かもしれません。
他にも、確定申告を自分で全部やることになるし、会社が半分負担してくれた社会保険料も全額負担です。
めちゃめちゃ不安を煽る形になりましたが、「自分の可能性に挑戦したくなった」という思いを否定したいわけじゃありません。
挑戦することは大事です。ただその挑戦には必ずリスクがあります。
うまくいかない時期が続いても、乗り越える気概がないと、かなりしんどいです。
そして乗り越える気概を持つためには、心の余裕が必要です。
その心の余裕を作るためには、やっぱり生活が回せるお金が必要です。最低でも退職して半年間は生きれるくらい貯金あったほうがいいです。
なぜなら僕は貯金ゼロで飛び出し、支払いにめちゃくちゃ苦労したからです。生活水準も落として、一日一食以下になることもありました。
お金がなくて生活レベルが落ちると、体と心に余裕がなくなります。目先の損得で動きがちになり、正しい判断ができなくなります。
なので軽い気持ちで会社を辞めることは避けてください。辞めるなら貯金しておきましょう。
組織風土・文化・社風が合わない
こういう問題があると、長く勤め続けるのは難しいかもしれません。
「社風・風土が合わなかった」と不満を持ち退職を考えた人は、エン・ジャパンの「退職のキッカケ」によれば、10,074名のうち22%もいます。
どんな会社にも必ずある「風土・文化・社風」。これらを人に置き換えると
- 風土:性格
- 文化:価値観
- 社風:人柄
のようなものです。
恋愛では
- 性格が合わない
- 価値観も正反対
- 人柄も好きじゃない
そんな『絶対に付き合いたくないと思う人』と交際し続ける人って、ほぼいないと思うんです。どうにかして変えようとするのも難しいし、変えようとするほど精神的にやられます。
一緒にいて幸せになるかと言うとかなり疑問ですし、それならもっと有意義なことに人生を割いた方がいいと思うんです。
なので組織の「風土・文化・社風が合わない」と感じたら、転職を視野にいれておきましょう。
ただ、転職を決める前に一度、次の章でご紹介するポイントを考えてみてください。
組織風土・文化・社風が合わないを減らす3つの問い
組織の「風土・文化・社風」が合わないを減らすために、考えておきたい重要なポイントが次の3つです。
- 誰とは、一緒にいたい人
- どこでは、過ごしたい環境
- 何をは、やりたい仕事内容
を指しています。
ですが、ほとんどの人は会社・仕事では、「何を(やりたい仕事内容)」を最優先に考えがちです。
その結果、「なんか違う」というミスマッチが起きてしまいます。
たとえば、営業の仕事したいと思っても、
- ゴリゴリの体育会系で高圧的な人だらけの職場
- 陰口・悪口・妬み・嫉妬まみれの職場
だったら、「なんか違う」ってなると思うんですよ。(望んでるなら別ですが)
恋愛でも彼女(彼)が欲しいと思ったとき
- 「どんな人(誰と)」と付き合いたいか?
- 「どんな場所(どこで)」で過ごしたいか?
- 「どんなこと(何を)」したいか?
大体、この順番で考えると思います。
もちろん逆のパターンもあります。「エッチしたいから、美人がいい」とか。ただそれは「本命」じゃなくてセフレの場合ですよねw
仕事になると、なぜか順番がおかしくなるんですよ。(僕もそうでした)
だから、会社・仕事選びも恋愛と同じく、「誰と(どんな人たち)と働きたいか?」から考えることが重要です。
なぜなら、組織の「風土・文化・社風」は、所属する人たちによって作られる「会社の性格・価値観・人格」だから。
「誰と」を1番に考えないと、好きな仕事(仕事内容)に転職しても、「風土・文化・社風が合わない」という壁にぶつかります。
ただし、誰とを決めたからといって、すぐに「周りの人たちは一緒にいたい人じゃないし、辞めよう」と決めつけるのはNG。
今の会社との出会いも何らかの意味が隠されていて、のちの大きな出会いや「あの経験のおかげで、今の自分がある」と思える経験をさせるために、あえて試練となる真逆の環境が用意される場合もあるからです。
(思い返すと、僕もそんな人生だったなと感じます。)
転職するか決める際には、仕事を辞めたいは甘え?」辞める辞めないを見極める5つの判断基準を一度読んでみてください。
少し脱線しましたが、ぜひ一度、次の問いを紙に書き出して、『自分がどんなことを望んでいるのか』考えてみてください。
- 【誰と】どんな人と一緒に働きたいか?
- 【どこで】どんな環境で働きたいか?
- 【何を】どんな仕事をしたいか?
書いたら、信頼のおける人や転職アドバイザーに伝えてみましょう。
もしかしたら
とか、ちょっとしたキッカケ話をもらえるかもしれません。
特に転職アドバイザーは転職のプロなので、いろんな会社を知っています。
伝えることで、あなたが望むような人たち・環境との出会いにつながる可能性が高まります。
ただし転職アドバイザーにも
- とりあえず何でもいいから希望に近い職を紹介する人
- 親身になって相談に乗ってくれる人
などさまざま!だから、いろんなアドバイザーに伝えるのをオススメします。
それにほとんどの転職者は、「何を(どんな仕事をしたいか?)」だけ伝えます。「誰と」「どこで」まで答える人なんて、あまりいません。
だからこそ、アドバイザーの記憶に残せるし、転職と真摯に向き合ってくれる方と出会える可能性も広がります。
家庭の事情(子育て・介護・身内の病気)
家庭の事情は予期せず起きるもの。
「結婚・家庭の事情」で退職を決意した人は、エン・ジャパンの「退職のキッカケ」によれば、10,074名のうち10%もいます。
結論を言うと、次の2つのパターンが考えられます。
- 会社に不満があり辞める気があるなら、家庭の事情で退職する
- 会社に不満もなく辞める気もないなら、退職せずに済む方法を考える
このどちらかです。次の章では後者の退職せずに済む方法を考えてみたいと思います。
会社を退職せずに済ませるために
家庭の事情が起きても、退職せずに済ませるには、
会社に確認・相談する
ことが重要です。以下の点を確認しましょう。
- 育休や介護休暇の取得
- 異動の相談
- 就業時間の変更
育休や介護休暇を取得できないか会社に確認する
子供が生まれたなら育休を、親の介護が必要なら介護休暇を取れないか、会社に確認しましょう。
僕の場合、正社員で子供が誕生した前例がなく、そもそも「育児休暇」という考えが会社にありませんでした。
ですが自分が第一号になり、上司や経営陣に育児休暇の相談をしたことで、会社の規則に新たに追加してもらえたのです。
そのおかげで、妻も退職せずに済み、約1年間の育児休暇を取得。
なので、まずは会社に確認・相談してみましょう。
異動の相談をする
もしも地元付近に支社があるなら、異動できないか上司や人事部に相談しましょう。
異動先に空きがあれば会社を辞めずに、場所だけ変えられます。
システムエンジニア時代の同僚は、入社一年目で結婚を期に、神奈川から福岡の支社に異動しました。
相談して異動先に空きがあれば、勤続年数が少なくても異動できることもあります。まず相談してみましょう。
就業時間の変更
家族の看病や、育児が必要な場合、就業時間の変更ができないか相談するのをオススメします。
僕の妻は、育児休暇を終え、復職で雇用形態を正社員からパートに切替え。それで終業時間も変更ができ、育児の時間を確保できました。
なのでこれもまずは相談してみるのがいいです。
家庭の事情を使うときの注意点
退職理由が「家庭の事情」だと、周りの人に「嘘じゃないか?」と疑問をもたれやすいです。
なぜなら、辞めたいときに使える退職理由として、転職系のメディアでも紹介されているからです。
会社も深くは聞けないプライベートな問題ですし、退職したい側も使いやすい都合のいいネタですから。
家庭の事情が本当なら問題なしですが、もしも嘘ならに巻き込んだ人と口裏を合わせておかなければいけません。
特に社内結婚で、奥さんが会社の人と交流が多い場合は注意してください。
奥さんが会社の仲いい人に真実をついつい話して、聞いた人が勝手に広めちゃって嘘がバレることがありますから。
精神的な理由(うつ病・ストレス)
上記のように過度なプレッシャーがあると、精神的にまいってしまいますよね。
ちなみに、「体調を壊した」ことで退職を決意した人は、エン・ジャパンの「退職のキッカケ」によれば、10,074名のうち14%もいます。
精神的な理由で退職するときの3つのパターン
この理由で退職する場合、次の3つのパターンが考えられます。
- 原因が会社にあるなら、すぐに退職する
- 原因が会社にないなら、休職して復職する
- 休職後の復帰が気まずいなら、退職する
体を壊した原因が会社にあるなら、すぐに退職しましょう。あなたの命を最優先で守ってください。
会社や仕事は人生を豊かにするための手段であって、目的ではありません。だから、体と心を壊してまでやり続ける理由はありません。
ただ、原因が会社になく退職もしたくないと思ってるなら、休職して一度体調の回復に努め、症状が回復したら復職する方がいいです。
転職は時間と労力を使います。新たな環境や仕事内容に慣れるまで心身ともに大きな負荷がかかります。それを考えると復職がベストです。
また、会社の就業規則によっては、休職をとって復職するまでのルールが違います。休職や復職する場合は、一度会社にどういうルールになってるかを確認しましょう。
もしもそう思ったなら、休職してそのままフェードアウト(退職)するのがいいかもしれません。
「仕事辞めたいは甘え?」辞める辞めないを見極める5つの判断基準
仕事を辞めるのはとても簡単です。極端に言えば「辞めます」と言えばいいだけですから。
ただ、仕事を辞めたいと思っても、
- 続けた方がいい場合
- すぐに辞めた方がいい場合
の2パターンがあります。
僕の経験上、勢いで会社を辞めると辞めた後に後悔したり、転職活動で不利になる可能性があると感じています。
とくに
- 金なし(貯金ゼロ)
- 職なし(仕事決まってない)
- 一人暮らし
上記の3つの条件がそろってるなら、退職しないほうがいいです。あとが大変なので。
そこで会社を辞めるかどうか決める前に、以下の5つの判断基準で一度考えてみてください。
精神的に余裕あるか限界か?
出社を想像しただけで、連日体調が悪くなる。そんな精神的に限界の状態なら、今すぐに辞めるか転職しましょう。
これ以上頑張り続けても、心と体が壊れてしまうだけです。
と感じる方もいるかもしれません。
それは「逃げ」じゃありません。むしろ自分の命を守るために戦ってます。逆に、体が限界のサインを出してるのを見過ごし続けるほうが「逃げ」です。
自分の命は自分しか守れないから、ちゃんと自愛してください。
会社を辞めるのが怖いなら、最低でも休職して療養しましょう。
たとえ退職しても、前進するのを諦めなければ、あなたの個性、才能、長所が活きる職場に必ず巡り会います。
今まで頑張ってきた自分を「よくやった!」と認め、「素晴らしい!」と褒めちぎり、新たな職場を探しましょう。
転職活動もままならない状態なら、いっそ実家や自然のあるところで回復に努めましょう。
就職して(今の職場に異動して)日が浅いかどうか?
まだ仕事に就いて間もない場合は、もう少し仕事を続けてみてください。
後々の転職を考えると、続ける期間の目安は「最低でも一年」がいいかと思います。
なぜなら、3ヶ月や6ヶ月の職歴があると、パッと見て印象が悪いからです。
僕も最短で6ヶ月の職歴がありますが、やっぱり面談で6ヶ月で辞めた理由はよく聞かれます。
短い期間で辞めるには、それ相応の筋の通った目的や理由がないと、雇用先もプラスに受け取ってくれません。
また、働く期間が短い間に仕事を辞めたいと感じるのは、
- スキル・経験不足
- 業務内容の全体像が見えず不安
- 頑張っても思うような成果が出ない
という場合が多いです。
その場合は、RPGゲームと同じように考えてみてください。
最初はレベルが低く、使える呪文や特技も少ないので、スライムでさえ苦労するつまんない時期があります。
でも経験値を貯めて、レベルをあげていくとできる技も呪文も増えて、どんどん倒せる敵もいけるエリアも増えていきます。
それと同じように、今の仕事を続けることで経験が貯まり、スキルが磨かれ、どんどん楽しい面が見えてきます。
自分次第で変えられるかどうか?
やりたくないと感じる仕事でも、自分次第で現状や状況を変えられるなら、続けた方がいいです。
なぜなら、やりたくない仕事を辞めても、転職先でやりたい仕事に就けるとは限らないからです。
新たな勤め先の状況次第では、求人と違う部署に配属されるケースもあります。
たとえば、僕が過去に務めていた会社では、事務職希望の子が、入社1ヶ月後にカフェのスタッフに異動になったことがありました。
会社が力を入れる事業が変われば、人手が足りない部署に異動させられることも十分起こり得ます。
会社を辞めたいと思ったら、「なぜ辞めたいのか?」を紙に書き出して深掘りしてみてください。
紙に「会社辞めたい」と書いて「なぜ辞めたいの?」と自分に質問しましょう。
- 給与が低いから
- 人間関係が悪いから
- 社風が合わないから
などの理由が出てくると思います。
もしも辞めたい理由が「会社を辞めたいと思う理由ベスト10」に該当するなら、その章で解説している対処方法をもとに、自分次第で状況を変えられそうなら辞めずに続けてみましょう。
また、それ以外の理由だったなら、
- 自分次第で状況を変えられるか?変えられないか?
- そもそも会社を辞めたら解決するのか?
という軸で一度考えてみてください。
自分次第で状況を変えられるのに、変えずに転職しても、また同じ状況が必ず起きます。
将来的に役立つスキル・いい経験が積めるかどうか?
たとえ今はやりたくない仕事でも、将来を見据えたときに、役立つスキルやいい経験が積めるなら続けた方がいいです。
一度身につけたスキルは転職後も使えます。
今の会社や仕事で役立つスキル・経験が身につけられそうなら、仕事の捉え方・考え方を変えて、もう少しだけ続けてみてください。
ただ、やりたくないうえに、スキルも身につかないし、いい経験も積めないなら、転職を考えましょう。
我慢して続けても、あなたの人生がもったいないだけです。
尊敬できる人 / 憧れる人 / 仕事ができる人 / 信頼できる人が一人でもいるかどうか?
- 尊敬できる人
- 憧れる人
- 仕事ができる人
- 信頼できる人
このうち、誰か一人でも社内にいるなら、今の仕事を続けてみてください。
そういう人が一人でもいるって、かなり恵まれた環境です。色々な職場を体験してきましたが、滅多にいませんから。
また、職場にいる間は、その人をよく観察して、姿勢、振る舞い、話し方を真似することをオススメします。
最初は違和感があるかもしれませんが、真似し続けるとその人の感覚がインストールされます。
すると自然とその人と同じように判断したり、仕事をこなせるようになります。
「仕事辞めたい…」と思ったらやるべき16の行動
この章では、「会社辞めたい」と思ったら、一度試してみてほしい行動を列挙しました。
ご紹介した行動は、会社を辞めて次の職場でも活かせるものばかりです。
ぜひ試して、しっくりきた行動を習慣にしてみてください!
- 休みをとり、自然の多いところでリフレッシュする
- 自分へのご褒美を用意する
- 合わない人とは距離を取るか相手を知ろうと近付く
- キャパオーバーの仕事を断る練習をする
- 部署異動や業務内容を変えてもらえないか上司や人事部に相談する
- 会社外の人と交流を持ち、視野を広げる
- 尊敬できる人に悩みや不安を相談する
- 気持ちが切り替わる言葉や、好きな偉人や有名人、憧れている人の物語に触れる
- 考え方や捉え方の幅を広げる本を読む
- 仕事の目的を明確にする
- 達成しがいのある目標を立てる
- 仕事場の定義を変えてみる
- 仕事をゲームや遊びに見立てて工夫する
- 仕事ができる人、楽しそうに仕事をする人を徹底的に真似する
- 本気で仕事に取り組み、誰もが見てわかる成果・実績をつくる
- うまくいったこと/うまくいかなかったこと/感謝したこと/学んだこと/褒めたいことをノートに書いて記録する
休みをとり、自然の多いところでリフレッシュする

画像出典:https://secondopinion.jp/healthfitness/nature.html
- 気持ちが落ち込んでいる
- 不安や心配事で悩んでいる
そんなときは強制的に休み、自然の多いところに出かけて、リフレッシュしましょう。
自然の多いところへ行くと、
- 副交感神経が刺激される
- 疲労や不安が減少する
- 活力が湧いてくる
ということが分かっています。
自分へのご褒美を用意する
自分へのご褒美を用意しましょう。
- この仕事が終わったら、絶対ラーメン食べる
- このプロジェクト達成したら、絶対温泉旅行へいく
- このノルマクリアしたら、欲しかった時計を買う
などなど、魅力的に感じるご褒美を用意してみてください。
ただし、ご褒美がないと頑張れない状態が続くのは良くありません。
最初は「勢い」をつけるためにご褒美を用意して、徐々に目標設定などへスライド。ご褒美がなくても、『頑張れる状態』を目指していくことが重要です。
合わない人と距離を取る
「あの人とは合わないな…」と感じる人がいたら、一旦距離をとりましょう。
関わると嫌な気分になって落ち込むくらいなら、関わらない方がマシだからです。
合わない人と関わるのは、エネルギーを結構使います。だから体も心もビンビンに元気じゃないと無理です。
キャパオーバーの仕事を断る練習をする

時間と心に余裕を生むために、キャパオーバーの仕事は断る練習をしましょう。
まずは難易度の低い誰でもできる仕事から断るようにしてみてください。
断り慣れるまでは「申し訳ないな」「悪く思われないかな」と罪悪感が出るかもしれません。
でもそんなときは、
仕事を断ることで、他の人が仕事ができるようになるチャンスを作っている
と考えてみてください。
つまり、同僚や部下のレベルアップに貢献しているんです。
部署異動や業務内容を変えてもらえないか上司や人事部に相談する
一度ダメ元で、部署異動や業務内容を変えてもらえないか、上司や人事部に相談してみましょう。
相談すると
- モヤモヤした気持ちが少し晴れる
- しんどかったことが伝わる
- 相談相手との関係が深まる
などが期待できます。すると、今のあなたに合う仕事を任せてもらえたり、部署移動をしてもらえるかもしれません。
- 言っても無駄
- 話しても伝わらない
- 部署移動なんてムリ
と思う人もいるかもしれません。でも、一人で悶々と悩み続けると心身に悪いです。
社外の人と交流を持ち、視野を広げる
思い切って社外の人と交流を持ち、視野を広げてみましょう。
社外の人と交流すると、自分の知らなかった世界を知れるし、いい出会いが見つかるかもしれません。
社外の人と交流をするときは
同じ志や理想を持つ人たちかどうか
を考えておいた方がいいです。
ただのストレス発散や遊び目的でつながるのはもったいないです。
どうせならこれからも長い付き合いができる、そんな仲間を見つけましょう。いざというときに、相談相手にもなってもらえます。
また、仲間が頑張っている姿を見ると、自分のモチベーションも高まりやすいです。
尊敬できる人に悩みや不安を相談する
尊敬できる人・信頼できる人に、悩みや不安を相談しましょう。
ただし、相談相手は選ぶべきです。
- 自分のことを昔から知らない人
- 否定や不満を言わない人
- 話を最後まで聞いてくれる人
- 社外のコミュニティの人
この4つがそろっているとベスト。
自分のことを昔から知っている家族(両親)や親しい友人、社内の人への相談は避けましょう。
引き止められる可能性が高くなるからです。あと否定されたり、頑張れよと無駄に鼓舞されたり、知らない間に社内で広められることもあるからです。
可能なら、過去の自分を全く知らない「社外の人」がいいです。素直に話を聞いてくれたり、客観的な立場からアドバイスがもらえる可能性も高いし。
もしも社外に相談できる人がいないなら、辞める・辞めないの相談は置いといて、自分の不満を聞いてくれる人を見つけましょう。
不満を聞いてもらうのが目的なので、聞き上手の人なら誰でもいいです。家族 / 友達 / 同僚 / 上司 / 恋人など、あとはSNSで相談できる相手を見つけるのもアリ。
ただし『否定や不満を言う人には相談しないこと』。そういう人に相談しても、逆に「そんな事で悩むなんて下らない」「俺はもっと大変だった!」とマウントを取られるからです。
気持ちが切り替わる言葉や、好きな偉人や有名人、憧れている人の物語に触れる
「仕事辞めたいな」と思ったら、
- 気持ちが切り替わる格言・名言
- 好きな偉人や有名人、憧れている人の物語
- 好きなマンガやアニメのセリフ
に触れて(見て)みましょう。自分のモチベーションをカンタンに高められます。
「力が湧いてくる」「やる気が出てくる」と感じたものは片っ端からメモ!
好きな有名人や経営者、歴史上の人物の半生がわかる本や動画、漫画やアニメの胸熱なセリフやシーンなど、なんでもOKです。
そしてメモの保管場所は必ず
いつでもすぐにアクセスできる場所
をオススメします。
気持ちが落ち込んだ瞬間に即アクセスして、気持ちの落ち込みを止める習慣をつくることが重要です。
たとえば
- スマホ
- 手帳
- デスクトップ
などなど。
僕の場合はスマホのメモに専用のフォルダを作っています。
他にも、自分で言葉を自作するのもありです。
たとえば
- 絶望LOVE → 絶望した分だけ成長する。だから絶望は愛おしいものだ。
- 失敗は喜びのタネ → 失敗した分だけ誰かを喜ばせる力がつく。だから失敗は喜びにつながるタネなのだ。
などなど。
考え方や捉え方の幅を広げる本を読む
考え方・捉え方の幅が広がる本を読むこともオススメです。
なぜなら、目の前の嫌な現実を変えるには、昨日までの自分と同じ考え方・捉え方では難しいから。
だからこそ、昨日までの自分の考え方・捉え方とは違う視点が必要になってきます。そこで利用するのが本です。
本の中には、著者の
- 悩みや葛藤、苦しみ
- 乗り越えてきた知恵や経験
がギッシリ詰まっています。
たとえ本を読む習慣がなくても、たった一冊の琴線に触れた本との出会いで、価値観が180度変わることもあります。
ホステスは一般的にお話ししてなんぼだと思うんですけど、斉藤さんは聴覚障害でお話しできず、筆談で接客するんです。
で、その筆談内容(名言)が本に記載されてるんですけど、当時仕事に悩んでいた自分に響いて、生きるスタンスが変わっていったんです。
これまたお客さんの相談に対する返し(名言)のボキャブラリーが素晴らしいんですよね。
そんなボキャブラリーにも感銘を受けて、全くなかった読書習慣が今では一日一冊読むようにもなりました。
僕の事例のようにたった一冊の本との出会いで、今までの価値観や習慣が変わることもあります。
仕事の目的を明確にする
「会社を辞めたい」と思ったら、仕事の目的を明確にしてみましょう。
仕事の目的とは「何のために仕事をしているか」です。
ほとんどの場合は、お金のため、生活のために仕事をしてるという理由が多いかもしれません。
もしそうなら「お金を手に入れて、さらに手に入れたいものは何か?」と深掘りして考えることをオススメします。
すると、実は「みんなと旅行に行き、楽しい思い出を増やしたい」とか「大切な家族に喜んでもらいたい」とか、自分が本当に大事にしていること、本当に手に入れたいことに気づけたりします。
もしも「お金のためじゃないけど、何も目的が出てこない」ときは、次の問いを書き出してみてください。
- 何のために仕事をしているのか?
- 今の仕事は誰の役に立っているのか?
- 仕事を通じて手に入れたいことは何か?
- 仕事を通じて成し遂げたいことは何か?
達成しがいのある目標を立てる
「仕事辞めようかな…」と思うことが続いてるときは、達成しがいのある目標を立ててみましょう。
- 全社で販売実績No.1の男になる
- 部署内の美人なあの子に「すごいですね」と言ってもらえる男になる
- スキルと経験を増やしてヘッドハンティングされる男になる
などなど、何でもいいので目標を立ててみましょう。
自分で目標を立てることで、仕事のモチベーションも湧き、夢中になってこなせるようになります。
目標は、
- 達成まで時間のかかるような壮大な目標
- すぐに実現できる短期の目標
この2つがあると、モチベーションを保てるようになります。
仕事場の定義を変えてみる
仕事場の定義を変えてみるのもオススメです。
ではどういう定義に変えるかというと、
仕事場=『実験場(ラボ)』
です。
今ご縁があってお勤めしている会社や職場は、いわば自分の能力を試せる実験場なのです。
- 理不尽な上司には、どう対応すべきか実験したり
- やりがいを感じない仕事に、どう向き合えばいいのか実験したり
- やる気のないチームメンバーを奮い立たせるにはどうしたらいいか実験したり
などなど、色々なことを『お金をもらいながら』試せます。
個人事業だったり、自分で起業してたら、資金がないとできないことです。やばくないですか?
お金をもらいながらかつ、会社のお金でいろんな実験ができる、それが会社勤めの強み!(もちろん提案を通す必要がありますが)
仕事場を「実験場(ラボ)」と捉え直すことで、得られるものが実はかなりあるんですよね。
仕事をゲームや遊びに見立てて工夫する
「仕事が嫌だな」という日が続いてるなら、仕事にゲーム要素を入れてみましょう。
ゲーム要素を取り入れるだけで、日々の仕事が少し楽しくなります。
たとえば、
- 簡単な仕事は、制限時間を設けてタイムアタック方式を採用する
- 単純な仕事は、効率化を目指して難易度方式を採用する
- キャパオーバーの仕事は断って、パーティー(チームメンバー)のレベル上げをする
- 仕事内容に経験値を割り振って、レベルアップ方式を採用する
- 気難しい上司を魔王に見立て、攻略法を考えてみる
- 好きなキャラクターになったつもりで、仕事をしてみる
僕の事例でいえば、コールセンターの新人教育係として働いていた頃…
ビクビクしながら電話に出ていた教え子4名に、わからないことはフォローするからと伝え、次のようなゲーム方式を採用させてみたことがあります。
- 男性の教え子には、「声だけで女性を惚れさすゲーム」だと思いなさい
- 女性の教え子には、「No.1キャバ嬢」になったつもりでやってみよう
すると、電話がなるたび緊張していた教え子たちが、楽しそうに電話に出るようになり、「今のお客様ならこういうトーンで話した方がよかったな」と自分で考えるようになっていきました。
また、電話してきたお客様に喜んでもらえる割合も増え、約3週間の研修後…
4名のうち、2名が「もっと悩み解決できるように専門部署の社員になりたい!」と言ってきたのです。
こんな感じで、仕事にゲームのような楽しい要素を入れると、捉え方が変わり、少しでも楽しめるようになります。
「そんなので楽しめるかな」と思う人ほど、一度試してみることをオススメします。
仕事ができる人、楽しそうに仕事をする人を徹底的に真似する
仕事ができる人・楽しそうに仕事をする人を徹底的に真似して、自分の市場価値を高める準備をしましょう。
周りのレベルが高い環境だと、最初はついて行くだけで必死だし、できない自分とできる人を比較して苦しくなるかもしれません。
でも、そのピンチな状況こそ、実はチャンス!なぜなら、仕事ができる人に囲まれていると、同じように仕事ができる人になれる可能性があるからです。
高いレベルで仕事ができるようになれば、
- 評価も上がる
- 昇給・昇進につながる
- 独立してバリバリ稼げる
- 好きな人と好きな仕事ができる
そんな可能性に溢れています。
「この人仕事ができるなぁ」と思う人を1人見つけたら、その人を徹底的に真似してみましょう。
基本スタンスは「全部丸パクリさせていただきます」で、仕事道具から、仕草、喋り方、服装、考え方まで丸呑み!
僕の場合は、音声を録音させていただいて(もちろん許可取って)、会話内容を写経してメモ。普段から耳からも目からも学ぶように環境を整えています。
本気で仕事に取り組み、誰もが見てわかる成果・実績をつくる
「仕事辞めたいな」と思ったら、逆に「もう仕事辞めるし!」と割り切って、今までにないほど仕事に本気で取り組んでみるのもオススメです。
仕事に本気で取り組むと
- 短期間で必要なスキルが身に付く(経験も積める)
- 仕事の面白さを再発見でき、楽しくなってくる
- 目に見える成果が出せるようになる
などのメリットがあります。
また、本気で取り組んで誰が見てもわかる成果を出せれば、上司や会社も働きぶりを認めるしかありません。
そうなると、評価も上がり給料やボーナスが増える可能性が上がります。
他にも仕事の基準値も上がり、次の転職先で基準値が上がった状態で仕事ができます。僕はこれが一番大きいと思っています。
本気で仕事に取り組んだ僕の事例
たとえば、僕が携帯販売員をしていた頃の話ですが、目に見える結果を出せるようになるために、少し変わった取り組みをしました。
どんな取り組みかというと、セミナーに参加して100万円のコンサルなど目に見えない商品・サービスを販売する方からセールスをひたすらしてもらうという修行ですw
100万円の目に見えないサービスをどうやって販売してるのか?その販売方法がわかれば、目に見える携帯電話を販売するのなんて楽勝だろうと考えたんです。
で、実際にその人からセールスを受けました。しかも3回(販売者には迷惑ですが)w
毎回録音して、家に帰って文字起こしして、どういうステップでやっているのか研究しました。
その研究で見つけたセールス方法を携帯販売で応用したところ…
いち派遣社員だった僕は、ありがたいことに全社員の中で一番の売上という結果を出せ、USJへの旅行権をゲットできました。
こういう方法もありますので、ぜひ試してみてください。
上手なセールスを受けると感情が揺さぶられて「欲しい」と思ってしまうかもしれません。もしそうなったら、次の魔法の言葉をセールスマンへ唱えてください。「僕、実はブラックなんです。めっちゃ欲しいんですけど、迷惑かけると思うので、お断りします。」
これで購入を回避できます。(やりすぎると出禁になるかもしれませんがw)
うまくいったこと/うまくいかなかったこと/感謝したこと/学んだこと/褒めたいことをノートに書いて記録する
「仕事を辞めたい…」と思うときって、自分を責める人も多いと思うんです。そんなときは、ノートに記録をつけてみましょう。
思いを綴った日記もいいですが、どうせなら次に活かせるように、次の5つのネタで書くのをオススメします。
- うまくいったこと
- うまくいかなかったこと
- 感謝したこと
- 学んだこと
- 褒めたいこと
うまくいったこと
うまくいったことは成功事例です。「AやったらBができた」というネタが溜まるほど、自分だけの成功法則(勝ちパターン)が見つかります。
たとえば、朝4時起きに成功したら、
- 事実
- なぜできたか?
を記録します。
- 【事実】朝4時に起きれた
- 【なぜ】朝4時アラームをセットしたから
こんな風に記録をとり、「なぜできたか?」という分析結果をもとに次の日も試してみます。
それで同じように再現できるなら、OK!再現できないときは、また分析してどんどん精度を高めていきます。
うまくいかなかったこと
うまくいかなかったことは失敗事例です。失敗事例は、同じ境遇の人を喜ばせられるネタになります。
たとえば、朝4時起きに失敗したら、
- 事実
- 失敗から得た教訓
- 同じ失敗しない対策方法
を記録します。
- 【事実】朝4時に起きれなかった
- 【教訓】寝る前までスマホ操作すると寝つきが悪くなる
- 【対策】就寝30分前からスマホ見ない
こんな風に記録をとり、分析結果をもとに、次の日も試してみます。
それで成功できるならOK!また失敗した場合は、教訓と対策を考えてどんどんできるまでの精度を高めていきます。
感謝したこと
感謝したことには、Good&Newのようなもの。
- 今日良かったと思ったこと
- ありがたいと思ったこと
を記録します。
- 同期が缶コーヒーを奢ってくれた
- 若者が電車で席を譲ってくれた
こんな風に記録をとり、どんどん感謝を見る目を育てていきます。
人は光(プラス・善いところ)と闇(マイナス・悪いところ)のどちらかにしか、スポットライトを当てられません。
そして「仕事辞めたい」と思っているときほど、悪いものばかり目につき、気分も落ち込みやすいです。
それが癖になると、なかなか前に進めなくなります。
自分の状態を良くするためにも、光(プラス・善いところ・感謝したところ)にフォーカスを当てる癖をつけましょう。
学んだこと
学んだことは、今日新しく学んだことを書きます。何でもいいです。
アニメ見ていいなと思った名言を記録したり、読書内容を一言でまとめてみたり。
自分の琴線に触れた学びを記録しましょう。
褒めたいこと
褒めたいことは、今日1日の中で自分を褒めたいと思ったことを書きます。
自分のことを自分で褒めると、自己重要感を自給自足できるようになります。すると根拠のない自信や、セルフイメージが高くなります。
- 1分読書した自分最高
- 朝4時に起きた自分やばい
- 眠気に負けず日記書いた自分すげー
とか、自分をとにかく褒める言葉を記録します。
どんな些細なことでもいいので、今日1日の中で、自分のいいと思ったところを一つ書いてみてください。
慣れるまでは一項目だけでOK
まずは書くことを習慣化するために、一つの項目だけ書いてみましょう。
項目は慣れてきたら、増やせばOKです。
「なんて自分はダメな奴なんだ」と思う癖があっても毎日書いていると、意外といろんな事やってるなと気づけるようになります。
やればやるほど、自己重要感を自分で高められるので、落ち込んだり、自分を責めることも減ります。
「仕事辞める!」と決めたらやるべき5つの行動
この章では「会社を辞める!」と決めたらとるべき行動についてご紹介します。
以下の行動は時系列で並んでいますので、上から順に行動するようにしてください。
棚卸しして、人生設計・キャリアプランを見直す
「会社を辞める!」と決めたら、
- 自分のこれまでのキャリア
- できること・やりたいこと
- これからどんな人生を歩みたいか
など含め、『自分の人生の棚卸し』をしましょう。
人生の棚卸しは、学問のすゝめで有名な「福沢諭吉」も推奨しています。
商店が毎月手持ちの商品を調べて、何が売れて何が売れていないのか、損益計算して商品力を評価するように、自分の能力点検をしてみましょう。
引用:学問のすゝめ
参考までに、25〜6歳頃に書きまくった自己分析ノートの写真を載せました。
こんな風にバーっと書き出してみると、今まで気づけなかった自分の新たな側面に気づけたりします。
自己分析で最低でも考えておきたい問い
また自己分析は
- 自分が心から望んでいること
- 自分が心から大事にしていること
といった自分の『本音』を探り、セールスポイントを見極め、仕事が合わないと感じる状態を突破する方法の一つでもあります。
自分の本音がわかれば、理想の転職先も見つけやすくなります。
ぜひ以下の問いを考えてみてください。
- 長所と短所は何ですか?
- これまでの人生で、よく人から褒められることは何ですか?
- これまでの人生で、よく人から頼られたことは何ですか?
- 仕事を通じて、手に入れたいモノは何ですか?
- それを手に入れて、さらに手に入れたいモノは何ですか?
- 仕事を通じて、どんなことを成し遂げたいですか?
他にもオススメしたいものがありますが、長くなるため別記事に書き起こしたら、リンク追加しようと思います。
求人をググり、転職活動を始める
「会社を辞める!」と決めたら、早速転職サイトをググりましょう。
自分一人で求人情報を探すのは限界があります。それに一人だと不安で心がブレやすいです。
そんなときの相談役として転職エージェントを利用することをオススメします。(この時点では社内の人は絶対に相談しない方がいいです。)
数多くの転職者を支援してきた転職のプロの力を借りれば、あなたの理想の職場と出会えるかもしれません。
ちなみに転職エージェントに相談する前に、
これらを書き出しておくのをオススメします。
転職エージェントは世の中にたくさんいますが、人によって働く意識が違います。だからどうしても合う・合わないが出てきます。
これを回避する方法は、正直かたっぱしから登録して会うしかないです。
そして、自分はどんな人とどんな環境で、どんな働きをしたいのかをまず相談してみましょう。
2〜3サイトに登録&2〜3人の転職エージェントに会っただけで本当にいい人と巡り会う可能性は低いです。
どちらかというと、転職者が求めてる仕事をベルトコンベア式に紹介する人が多い印象があります。(僕の個人的な印象なので、人によって違うかもしれませんが。)
本当にいい転職をしたいと思う人ほど、多くの転職エージェントさんとお話して、「この人は!」という方を見つけるのをオススメします。(数打ちゃ当たる方式です。)
転職が確定するまでは退職しない&社内の人に相談しない
「会社を辞める!」と決めたら、精神的に限界じゃない限り、次の転職が確定するまでは退職しないようにしましょう。
また、よっぽど尊敬できる上司じゃない限り、「会社辞めたい」という相談をしないようにしましょう。
なぜなら、会社によっては部下が辞めると上司の評価に影響が出る場合が考えられるからです。その仕組みなら、間違いなく引き留められます。
引き留められるならまだしも、
- 新たな挑戦を否定される
- バカにされモチベーションを下げられる
などの可能性があります。
一般的に、上司への退職報告は、最低でも退職日の1ヶ月以上前と決まっています。
会社の就業規則によって変わってくるため、事前に就業規則を確認しておきましょう。
退職ギリギリまで気まずくて言わなかったら、「円満退社(周りに応援されながら会社を去る)」ができなくなります。
退職までの期間が短すぎると、穴埋めできずに最悪な印象がついてしまいます。
なので最低限のルールは守りつつ、円満退社に向けて準備を進めていきましょう。
退職引き留め対策を考えておく
「会社を辞める!」と決めたら、上司や周囲からの引き止め対策も考えておきましょう。
そのために大事なポイントが
「どうしても退職しなければならない」という強い意志を発揮できる状態を作っておくこと
です。
具体的には
- 自分の本当に望むものを明確にしておく
- 自分の人生の目的(軸)を明確にしておく
- 次の転職先の内定を獲得しておく
など、長期的にみて自分が歩みたい人生を明確にしておくと、多少のことで決意が揺らがなくなります。
「会社を辞める!」と決めると、あなたの決意を試す「引き戻し現象」が起きることがあります。
たとえば、
- 上司が給料アップ・昇進・待遇・環境の改善を持ち出す
- 周囲の人が新たな挑戦を「無理だ」と否定して心を折ろうとする
- 内定が決まりそうだったのに、急に取り消しにあう
- 身内に不幸が訪れ、急にお金が必要になる
など、時には理不尽だと思うような出来事も起きます。
だから、何かしら引き止め現象が起きることを前提に、どんなことがあろうと揺るがない心の状態へ仕上げておきましょう。
円満退社戦略を考えておく
「会社を辞める」と決めたら、円満退社できるように戦略を考えましょう。
ただ、戦略を考える上で押さえておきたい大前提があります。それは
退職は、誰にも迷惑をかけずに辞めるのは不可能。
だということです。
だから誰かに必ず迷惑をかけてしまう前提で、退社後に他の人へかかる迷惑をいかに抑えるかを考えるのが重要になってきます。
要は、円満退社できるかどうかは、引継ぎにかかっているのです。
で、僕の10年 × 10回の転職経験から、これなら確実に「円満退社できる」と体感した、とある法則をご紹介したいと思います。
絶対押さえておきたい円満退社戦略で重要な法則
円満退社するために活用してほしい法則が「ピーク・エンドの法則」です。

2002年にノーベル経済学賞を受賞した心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman)氏によって提唱されたものです。
たとえば、「高校時代を振り返ってください」と言われたとき、あなたは何を思い出しますか?
部活動や文化祭、告白してフラれたことなど、もっとも印象に残る出来事(ピーク)、もしくは受験や卒業式など高校生活終盤の思い出(エンド)が出てきませんか?
つまり、「ピーク」と「エンド」の2種類の記憶が、高校生活全体の印象に大きな影響を与えて、「ピーク」でも「エンド」でもない細かい記憶は、全体的な印象にほとんど影響を与えないのです。
この法則を使うと、ほぼ間違いなく円満退社できます。
特に重要なのは「最後」 – 終わり良ければすべて良し
円満退社戦略で一番こだわってほしいのが「エンド(最後)」です。
というのも「ピーク」は過去のことなので今更変えようがありませんが、「エンド(最後)」ならどうにでも演出できます。
一言で言えば、『終わり良ければすべて良し』です。最後のフィナーレ(円満退社)に向けて、自分の働き方を演出するのです。
まるで、これまでのキャリアの集大成を残すかのように、退職までの期間、最高の力を発揮して社内貢献すると、円満退社できます。
たとえば、
- ノウハウを文章や動画に残す
- 初心者でもわかりやすい作業資料を作る
など、引き継ぎ先の人が仮に辞めたとしても、チームが回るように形に残すのです。
他にも、部下や周りの人の相談に今まで以上に親身に話を聞いて、丁寧にアドバイスするのもあり。
たとえば僕がECショップの店長をしてたときは、ECに関する情報を一元管理できるようにWiki(ポータルサイト)を作りました。
もともと社内にナレッジを共有する文化がなく、それぞれのメンバーがローカル環境でアカウントや運営に必要な情報を管理していた状態でした。
そんな不便な環境を一新するために、すべてのECに関するノウハウ、やる作業、手順などを一つのサイトにまとめて残しました。
その結果、退職後に外注先として関われないか?など、ありがたいお声をいただけたりしました。
そんな感じで最後に思いっきり仕事したことで、周りに感謝されながら円満退社できます。
まとめ
僕の10年 × 10回以上の転職経験を踏まえて、「仕事辞めたい」「会社辞めたい」と悩んでいる人が次の行動に移すための思考法などをまとめてみました。
仕事は人生全体で見たら、1/5くらいしかありません。ですが、その1/5の仕事が僕らの生活や将来まで影響を与えてきます。
そんな影響力を持つ”仕事”とどう向き合うのかは、自分で決めるしかありません。
たった一度の人生。限られた時間をどう進むか、あなた自身で考え抜いてみてください。
きっと考え抜いた先には、試練はあっても後悔はないはずですから。
